ネッティング(ねってぃんぐ)
債権から債務を差し引いた差額で決済することです。帳簿上で相手先ごとに受取りと支払いを相殺し合うことにより、実際の取引金額を小さくできます。これにより決済リスクの低減や事務コストの削減、決済資金の削減などの効果が得られます。
<決済当事者数による分類>
・バイラテラル・ネッティング:二者間
・マルチラテラル・ネッティング:三者以上
<処理方法による分類>
・オブリゲーション・ネッティング:同一決済日、同一通貨の債権債務の集約
・ペイメント・ネッティング:同一決済日、同一通貨の差額決済
・クローズアウト・ネッティング:倒産時などに行う一括清算