ファニーメイ(ふぁにーめい)
正式には、連邦住宅抵当公庫(Federal National Mortgage Association)といい、ファニーメイ(Fannie Mae)は通称。
GSE(GovernmentSponsoredEnterprises)と呼ばれる政府援助企業の1つ。
1938年にアメリカ国内の住宅供給の安定化を目的に設立された。1968年に民営化され、ニューヨーク市場等に上場。
主な業務は、民間の金融機関に対する住宅ローン債権の保証業務。2007年にサブプライムローン問題が発生するまでは、ファニーメイが発行する証券は政府機関債と見なされ、米国債に次ぐ高い信用力を有していた。
同じGSEのフレディマックとは競合関係にある。
2006年にデリバティブの評価額の不正操作で、約60憶ドルの利益水増しにより当時の経営陣が提訴され、不当な高額賞与なども問題となった。
2007年のサブプライムローン問題では、約21憶ドルの損失を計上。2010年7月16日にニューヨーク証券取引所の上場を廃止した。