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GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)

インタビュー
配信元:NTTデータ エービック
投稿:
GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)

特徴ある投資対象や運用手法のファンドに注目するファンドインタビューシリーズ第7回目は、一般のバランスファンドとは一味違う運用手法を取り入れ好成績を残している「GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)」(以下、ファンド)です。どんなファンドか調べてみましたが、資料を見ただけでは、良く分からなかったので、直接、お話しをうかがうことにしました。インタビューにお答え頂いたのは、株式会社GCIアセット・マネジメントのエグゼクティブ・マネージャーの太田 創様です。

 

―最初にファンドの名前にある「エンダウメント」はあまり聞き慣れない言葉なのですが、教えていただけますでしょうか。

 

「エンダウメント」を直訳すると寄付になります。狭義の意味では「米国の大学基金(財団)」のことを指します。米国の大学の多くは、卒業生や関係者から寄付を受けて大学経営を行うため、“エンダウメント”は寄付という意味から転じて大学基金のことを指すようになりました。
「米国の大学の基金(財団)」は非課税法人であり、基金の資金の内、毎年5%を大学に拠出することで、非課税財団として税務当局から認可を受けています。
従って、毎年最低5%以上のリターンを上げないと、基金の資金がどんどん減っていくわけです。それに加えて、米国はインフレなので、インフレ率2~3%を勘案すると年間最低7~8%のリターンを上げなくてはならないことになります。寄付金は負債ではありませんが、一方でその性質上、未来永劫運用し続けなければならないというのが財団の立場なのです。
このエンダウメントの運用の特色は、株式や債券といった伝統的資産だけではなく、ヘッジファンド・未公開株式・インフラ投資といったオルタナティブ投資(代替投資)を有効に活用する運用手法でリターンを上げていることです。


例えば、日本の一般家庭を考えた場合、ほとんどの家計が黒字だと思いますが、その一部の資金をファンドに運用し、“未来永劫”運用すればそれなりのリターンを得られる状況にある訳です。その家計の運用にエンダウメントの運用手法を取り入れれば、家計の資産を健全にかつ長期的に安定運用できるのではないかということで「GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)」を立ち上げました。

 

―安定的なリターンを長期間続けるポイントは、株式や債券などへの分散投資に加え、オルタナティブ投資の活用というわけですね。では「GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)」におけるオルタナティブ投資とその効果について教えてください。

 

それでは、まず「GCIエンダウメントファンド(成長型/安定型)」の基本資産配分をご覧ください。

 

2019年1月末時点の基本資産配分の図

 

株式・債券・リート(不動産投資信託)への投資は、ETF(上場投資信託)で行っています。株式・債券・リートの部分では市場平均値を取れれば十分であると考えているため、運用コストが低いETFに投資しています。超過収益は、自社が運用するオルタナティブ戦略の部分で獲得していこうというのが当ファンドの狙いです。


GCIエンダウメントファンドには、成長型と安定型の2本があり、それぞれのポートフォリオに想定リスク値を設定して運用しています。リスク値(標準偏差)は成長型で8%、安定型で5%となっています。このリスク値をベースにした想定リターンは、中・長期的にリスク値と同程度、すなわち成長型は年8%、安定型は年5%を目指しています。
リターンをいたずらに求めていくというよりは、むしろリスク管理の結果、リターンがついて来れば良いという考え方です。

 

オルタナティブ戦略による効果は、実際の運用状況をご覧ください。

 

設定来の運用状況の図

 

当ファンドは、2015年9月に設定、運用を開始しました。成長型が赤色、安定型は緑色のチャートです。黄色のチャートがオルタナティブ戦略部分です。参考としてリスク資産の代表である東証株価指数を黒色、バランスファンドの平均を青色のチャートで示しています。


2016年初めは、リスク資産が大きく下落しましたが、オルタナティブ戦略部分が日本国債の買い持ちポジションを保有していたため、リターンを押し上げています。また、英国のEU離脱が決定した2016年6月には、英国ポンドの売り持ちポジションが奏功し、他社のバランスファンドは軟調な推移となりましたが、ファンドの基準価額は堅調な動きとなっています。
逆に市場トレンドがあまり出ない時期は、オルタナティブ戦略部分の成績が低調になることもありますが、株式や債券などの伝統的資産と組み合わせることでリスク値を抑えていることがお分かり頂けると思います。

 

―では、オルタナティブ戦略とは具体的にはどういった戦略なのでしょうか?

 

オルタナティブ戦略部分は、自社運用のGCIシステマティック・マクロファンドというヘッジファンドです。戦略としては、金融先物取引によるロング・ショート(買い持ち/売り持ちを同時に保有)となります。投資対象は、通貨、債券・金利、株式の先物取引、投資地域は米国、ユーロ圏、その他欧州、日本、資源国です。これらの買いと売りを同時に組み入れて、ポートフォリオの中でお互いにヘッジしながら、ある一定のトレンドが出てくる資産に対し、利益を上げていくポジションをコンピューター・モデルで判断しています。ポジションは毎月1回見直しており、ここには人の判断は介在しません。

 

―買い(ロング・ポジション)だけでなく売り(ショート・ポジション)も組み合わせることで安定的な収益を目指せるわけですね。

 

そのとおりです。あくまで長期間にわたり安定的な収益を上げていくことを目指しています。

 


【インタビュアーより】
正直なところ「オルタナティブ」や「ヘッジファンド」というと、複雑かつ難解で、ハイ・リスクだと思っていましたが、今回の取材で、大きくイメージが変わりました。これらを資産の一部として取り入れることは、長期的に安定的な収益を得るために有効な手法だったんですね。積立投資、あるいはコア資産の運用でも今後リスク性資産が揃って下落するような局面に遭遇しても、じっくり長期保有可能なファンドだと感じました。

 

「GCIエンダウメントファンド(成長型)」のファンド詳細情報はこちら

「GCIエンダウメントファンド(安定型)」のファンド詳細情報はこちら

 

配信元:NTTデータ エービック

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このコラムの著者

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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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