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『新規設定F中心に資金流入』 ~7月の資金流出入状況から~

レポート
配信元: NTTデータエービック
投稿:2020/08/20 13:30
『新規設定F中心に資金流入』 ~7月の資金流出入状況から~

2020年7月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信(ETF除く)の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、4,905億円増となりました。

 

大型新規設定ファンド効果で資金流入


2020年6月は、昨年12月以来の資金流出となりましたが、7月は、4,905億円の資金流入となりました。

解約額が、1兆7,171億円と6月の2兆0,172億円と約3,000億円減少した一方で、設定額は、6月の1兆8,851億円から7月は2兆2,199億円と約3,300億円増加しました。

 

設定額増加を演出したのは、「グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG))」などの大型の新規設定です。

グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG))」は、新規設定と継続募集を合わせて、4,093億22百億円の資金を集めました。

 

7月の新規設定ファンドとしては、「デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト)」895憶90百万円、「HSBCグローバル・ターゲット利回り債券ファンド2020-07(限定追加型)」704憶99百万円などが目立っています。

 

 

1年間継続して資金流入しているファンドは?


7月の資金流出入額は、新規設定ファンドを中心に大幅な資金流入となりました。

一方、昨年設定された「ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード)」や「グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー)」などは、早くも資金流出に転じており、入れ替わりの激しさが窺われます。

 

そんな中、資金流入が継続しているファンドを抽出してみました。

 

過去1年間、毎月資金流入が続いている流入額上位10ファンド

ファンド名 運用会社

年間資金流入額

(百万円)

7月純資産総額

(百万円)

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ 407,759 997,029
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス 179,053 518,092
ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) 大 和 154,906 298,244
ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし) 大 和 137,750 520,791
投資のソムリエ AM-One 106,160 244,170
ダブル・ブレイン 野 村 104,620 140,464
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJ国際 92,944 125,840
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし) アライアンス 90,157 168,188
アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型 アライアンス 75,801 237,843
ダイワ米国リート・プラス(毎月分配型)為替ヘッジなし 大 和 65,356 93,400

 

年間資金流入額上位ファンドを、月間資金流出なしという条件を加えて抽出すると、10ファンド中、6ファンドが毎月分配型ファンドという結果になりました。

 

基準価額の値上がりを重視して、決算回数や分配金額を抑えているファンドの場合、純資産額が増えてくるとどうしても、利益確定等の解約も嵩みがちとなり、継続的な資金流入には至らないケースが多くなります。

一方、分配金を重視するタイプのファンド(特に毎月分配型)は、定期的に運用資金が払い戻される仕組みなので、利益確定の解約も比較的少ないと考えられます。

結果的に、投資環境の変化に左右されないで、長期保有に繋がる可能性があります。

 

毎月分配型ファンドは、長期投資には適さない・・・という意見をよく聞きますが、これは、資産形成を目的とした投資の場合であって、すべてに当てはまるわけではありません。

 

保有期間の利益かどうかは別にして、投資した資産の一部を受け取りながら、継続運用するという投資スタンスは、すで一定額以上の資産を持っている個人投資家に定着しているといえるでしょう。

 

 

【関連記事】

『半年ぶりに資金流出』 ~6月の資金流出入状況から~

『国際株式型中心に資金流入継続』 ~5月の資金流出入状況から~

『資金流入額は減少するも運用増加額は高水準』 ~4月の資金流出入状況から~

 

 

 

 

配信元:NTTデータエービック

関連銘柄

順位 ファンド名 運用会社 レーティング(1年)
1 eMAXIS Slim米国株式(S&P500) 三菱UFJAM
2 ダイワ・US-REIT・オープン(毎月決算型)Bコース(為替ヘッジなし) 大 和
3 デジタル・トランスフォーメーション株式ファンド(ゼロ・コンタクト) 日 興
4 ダイワ米国リート・プラス(毎月分配型)為替ヘッジなし 大 和
5 ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型) ピクテ
6 グローバル・プロスペクティブ・ファンド(イノベーティブ・フューチャー) 日 興
7 グローバルESGハイクオリティ成長株式ファンド(為替ヘッジなし)(未来の世界(ESG)) AM-One
8 ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) Tロウプライス
9 ダブル・ブレイン 野 村
10 ダイワJ-REITオープン(毎月分配型) 大 和
11 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Cコース毎月決算型(為替ヘッジあり)予想分配金提示型 アライアンス
12 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Bコース(為替ヘッジなし) アライアンス
13 アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Dコース毎月決算型(為替ヘッジなし)予想分配金提示型 アライアンス
14 投資のソムリエ AM-One

このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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