投資信託の運用方式の一つで、ファミリーファンド方式の投資信託を購入した場合、投資家はマザーファンドとベビーファンドに分かれているうちの、ベビーファンドを購入することになります。そして、ベビーファンドがマザーファンド受益証券を購入して運用するのです。実際に株式や債券などに投資するのは、マザーファンドになります。
この運用方式のメリットは、運用の省力化です。例えば、日本株マザーファンド、米国株マザーファンド、欧州株マザーファンド、新興国マザーファンドというように、地域別のマザーファンドを運用しておけば、あとはそれらの投資比率を変更することで、複数の新規ファンドを作ることができるのです。また、為替ヘッジありと為替ヘッジなしのファンドいずれかを選択できるようにしたタイプのファンドも、為替ヘッジ付きと為替ヘッジなしのベビーファンドをを設けるとともに、両者とも同じマザーファンドに投資しています。実施には一つのファンドしか運用していないため、運用にかかる労力の省力化につながるのです。
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