運用報告書(うんようほうこくしょ)

運用期間中の投資環境に対する見方、運用が実際どのように行われたのか、コストなどについて、各決算期ごとに委託者が受益者に対して交付する報告書のことです。信託の終了によって信託財産が償還されるときも運用報告書が交付されます。

運用報告書は決算の都度作成され交付されますが、毎月決算型など短期間(計算期間が6ヶ月未満)で決算を行う投資信託の場合は、6ヶ月に1度と決められています。

運法報告書には「交付運用報告書」と「運用報告書(全体版)」があります。販売会社から交付されるのは「交付運用報告書」で、運用報告書に記載すべき項目のうち、重要な項目が記載されたものとなっています。「運用報告書(全体版)」は作成の都度、受益者に対して交付することとなっていますが、運用会社のホームページに掲載など受益者がアクセスしやすい方法で提供すれば良いことになっているため、全体版を閲覧したい場合は、各運用会社のホームページなどで閲覧する必要があります。ただし、請求すると交付してもらえます。