たくさんある投資信託の中から、自分に合ったものを選ぶのは大変。ただ、投資信託の特徴毎に分類されているため、その特徴を捉えていくことで、自分に合った投信を選ぶことが可能になります。ここではどのような分類があるのかを抑えていきましょう。
投資信託の分類方法として代表的なのが、組入資産での分類。それぞれどのような特徴があり、どのようなメリットがあるのか、反対にどのようなデメリットがあるのかもしっかり押さえておきましょう。
銘柄の組み合わせで種類はさまざまオススメ参考値:★★
国内株式型投資信託の特徴 | |
運用内容 | 主に日本国内の株式に投資する投資信託 |
主な投資方針 | |
主なメリデメ | |
主な商品例 |
りそな・日経225オープン(アムンディ) |
株式よりも安定しているオススメ参考値:★★★★★
国内債券型投資信託の特徴 | |
運用内容 | 主に日本国内の債券に投資する投資信託 |
主な投資方針 | 日本国債型、物価連動債型、公共事業債型、国内社債ブレンド型、NOMURA-BPI総合指数連動インデックス型 |
主なメリデメ |
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主な商品例 |
エス・ビー・日本債券ファンド(ベガ)(三井住友DS) |
株為替の影響を受けやすいオススメ参考値:★
海外株式型投資信託の特徴 | |
運用内容 | 主に海外市場で上場されている株式に投資する投資信託 |
主な投資方針 | |
主なメリデメ | |
主な商品例 |
SMTAMダウ・ジョーンズインデックスファンド(三井住友トラスト) |
投資国の政情にも注意オススメ参考値:★★★
海外債券型投資信託の特徴 | |
運用内容 | 海外の国債・公社債・社債に投資する投資信託 |
主な投資方針 |
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主なメリデメ | |
主な商品例 | ニッセイ/パトナム・インカムオープン(ニッセイ) ダイワ高格付カナダドル債オープン(毎月分配型)(大 和) 三菱UFJ欧州ハイイールド債券ファンド ユーロ円プレミアム(毎月分配型)(ユーロスター・プレミアム)(三菱UFJ国際) DWSユーロ・ハイ・イールド債券ファンド(毎月分配型)Aコース(円ヘッジあり)(ドイチェ) など |
複数の対象にバランスよく投資オススメ参考値:★★★★
バランス型投資信託の特徴 | |
運用内容 | 国内外の債券・株式等で運用される投資信託で運用 |
主な投資方針 |
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主なメリデメ | |
主な商品例 |
三井住友・ライフビュー・バランスファンド70(積極型)(三井住友) |
販売会社である証券会社や銀行を経由せず、直接運用会社から購入する方法があります。
メリット | デメリット |
①販売会社を通さないので販売手数料がかからない ②運用方針が明確 ③長期運用の銘柄が多い |
①運用会社に口座開設する必要がある ②取扱銘柄数が限られている ③アクティブ型が大半で、信託報酬が高めである |
ファンド名 | 運用会社 | レーティング | 信託報酬 |
ひふみ投信 | レオス | ★★★★★ | 1.0584% |
さわかみファンド | さかかみ | ★★★★ | 1.08% |
コドモファンド | クローバー | ★★★★ | 1.08% |
浪花おふくろファンド(おふくろファンド) | クローバー | ★★★★ | 0.972% |
ありがとうファンド(ファンドの宝石箱) | ありがとう | ★★★ | 0.972% |
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド | セゾン | ★★★ | 0.4968% |
セゾン資産形成の達人ファンド | セゾン | ★★★ | 0.5724% |
結い2101 | 鎌倉 | ★★★ | 1.08% |
ユニオンファンド | ユニオン | ★★ | 0.864% |
ノーロードJリート・フォーカス(毎月分配型) | 日興 | --- | 1.08% |
トラノコ・ファンドⅠ(小トラ(KO-TORA)) | トラノテック | --- | 0.3240% |
トラノコ・ファンドⅡ(中トラ(CHU-TORA)) | トラノテック | --- | 0.3240% |
トラノコ・ファンドⅢ(大トラ(DAI-TORA)) | トラノテック | --- | 0.3240% |
毎月分配型は短期向き、分配金が出ないものは長期向きと考えるといいと思います。毎月分配の場合、収益の一部を毎月分配してしまうため、複利効果が期待できなくなってしまいます。
金融庁はつみたてNISAの対象商品から、毎月分配型の投資信託は除外しています。このため、つみたてNISAでの資産運用を考える際には、毎月分配型の投資信託は除外して銘柄を選定する必要があります。
毎月分配型の投資信託は、老後の年金の補充として考える場合などにはいいと思いますが、資産形成における長期運用の対象商品としては不向きと言えるでしょう。
端的に言ってしまうと、一長一短です。どちらの投資信託が多いかというと、為替ヘッジ「なし」の投資信託です。これは為替ヘッジを行うことで生じるヘッジコストを避けるためです。日本は長期間、超低金利が続いていますが、海外は相対的に金利が高い状況です。このような金利情勢で為替ヘッジを行うと金利差分がコストになります。そのコストを避けるため、あえて為替ヘッジをせずに運用しているのです。当然、その反面、為替リスクが発生します。
為替ヘッジがない場合、円高が進めば為替差損を被ることになりますが、反対に円安が進むと外貨建て資産を持つメリットが出てきます。業界では「為替水準は実態経済の状況に収れんされていくので、長期的にはニュートラル」という考え方が一般的です。
為替ヘッジの有無には下記のようなタイプがあります。
タイプ | 留意点 |
為替ヘッジなし | 全く為替ヘッジをせずに運用するタイプ。円安局面では為替差益が得られるため基準価額は上昇するが、円高局面では為替差損が反映されるため、基準価額は下落する |
為替ヘッジあり | 基本的にヘッジがかけられるので、円高が進んだとしても基準価額は下落しない。しかし、円安になっても基準価額に為替差益は反映されない。また、フルヘッジといっても追加型投信の場合、日々の資金の流出入があるため、100%ヘッジが効くとは言えない |
状況に応じてヘッジする | 運用会社の運用担当者の裁量で、為替相場の状況を見て為替ヘッジをかけたり、外したりするタイプ。円安時には為替ヘッジをかけずに為替差益を狙う一方、円高時には為替ヘッジをかけることで為替差損の発生を防ぐ。いいとこどりのように見えるが、為替ヘッジをかけたり外したりのタイミングで運用の巧拙が出る |
選択型 | 為替ヘッジありと為替ヘッジなしの両方が用意されており、投資家自身が為替相場の流れを見ながら、いずれかのコースを選択する。自分でスイッチングしなければならない手間がかかるほか、自分の判断が常に正しいとは限らないのが難点。自分で判断したいという人向き |
順位 | 銘柄名 |
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1
位
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2
位
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3
位
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4
位
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5
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6
位
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