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100円で資産運用⁉本音の投資信託⑤ 読んでみよう、投資信託のトリセツ(4)

コラム
配信元:NTTデータエービック
投稿:
100円で資産運用⁉本音の投資信託⑤ 読んでみよう、投資信託のトリセツ(4)

前回は、投資信託協会のホームページを読めば分かりますよ、というところまで説明した。


では、その投資信託協会のホームページを見てみよう。

 

どこに何が書いてあるか分かりづらいかもしれないので、少し案内をしてみる。

 

まず協会のホームページの「HOME」に行き、「投資信託を学ぼう」というコーナーを選ぶ。

すると「どんな種類があるの?」というコーナーが見つかるので、そこの「制度上の種類」と「運用対象での分類」をご覧いただけば、解説されている。

 

また、どのページも、一番上に「用語集」が表示されていて、そこをクリックすれば用語解説に行くことができるので、参考になるだろう。

とはいえ、協会のホームページを読めばすぐに分かるというものではないだろう。

 

でも、焦らなくてもいい。この投資信託説明書を読み進んでいけば、これらの内容が少しずつ分かってくるはずだ。

 

ここでは、一つだけ説明しておく。「属性区分」の一番右端の「為替ヘッジ」についてだ。


表の下の2つ目の※印を見てほしい。

ここには、『「為替ヘッジ」は、対円での為替リスクに対するヘッジの有無を記載しております。』とある。

また一度読んだだけでは理解しづらい言葉が並んでいる。まだ、2ページの最初の部分までしか進んでいないのに、である。

 

さて、これがどういうことか、説明していく。

 

上の表、「商品分類」の左から2番目にある「投資対象地域」を見てみると、「内外」とある。

 

この「内外」の意味は、「日本国内」と「日本国外」、つまり「国内」と「海外」という意味である。

ひふみプラス」という投資信託(以下、ファンドという)は、「日本」だけではなく、「海外」にも投資する、ということを意味している。

 

また、表の左から3番目、「投資対象資産(収益の源泉)」のところには、「株式」と書かれている。つまり、このファンドは「国内」と「海外」の、それも「株式」に投資するファンド、ということが分かる。

 

次に、「海外」の「株式」に投資をする場合を考えてみよう。

 

日本の投資家から集めたオカネの単位は「円」である。その日本の通貨である「円」で、「海外」の「株式」を直接買うことができるだろうか。

そう、直接は買えない。

原則として、その国の通貨でなければ、その国の株式を買うことはできない。そうなると、「円」をその「海外」のどこかの国の通貨と交換する必要がある、ということはお分かりいただけるだろうか。

 

そして、交換したその国の通貨で「株式」を購入(投資)することになるのだ。

仮に、米国のニューヨーク証券取引所に上場されている株式を購入しようとすると、「円」を米国の通貨である「ドル」に交換し、その交換した「ドル」で米国の株式を購入することになる。


ご存知の方も多いと思うが、「円」と「ドル」を交換する際の交換比率、つまり「円」からみた「ドル」の値段は、時々刻々と変わっている。

 

100円を1ドルに交換することができることもあれば、1ドルに交換するのに、110円必要ということもあるのだ。

ということは、「ドル」で購入した米国株式の価格(株価)がドルで表示されている以上、たとえその株価が変わらなかったとしても、「円」と「ドル」の交換比率が変化することによって、「ドル」で表示されている株価を「円」に換算した際の価値は、変化する、ということである。

 

このように異なる国の通貨の交換比率のことを「外国為替相場」という。

 

そこで、「円」と「ドル」の交換比率について、「円」から「ドル」にしたときの交換比率を「ドル」から「円」にする際の交換比率にもそのまま適用できるように、予約して固定しておくのだ。

 

「円」から「ドル」に、そして「ドル」から「円」にという、往復の交換比率が同じなのだから、「円」と「ドル」を交換する際に損得は発生しないということになる。

少し複雑かもしれないが、お分かりいただけるだろうか。ざっくり言うと、これが「為替ヘッジ」の仕組みである。


「円」と外国通貨の交換比率をあらかじめ予約して固定しておき、その後交換比率が変化したとしても、外国通貨から日本の「円」へ交換する際には、予約しておいた交換比率を適用するので、その「外国為替相場」の部分では損得が発生しないようにしておくのである。

それが「為替ヘッジ」の主たる目的だ。


そこで、もう一度、二つ目の※に戻ってみよう。表の該当する部分は、「属性区分」の一番右端の「為替ヘッジ」の欄である。

ここが「なし」とある。

 

これは、「円」から外国通貨に交換した比率を固定しておかず、外国通貨から「円」に交換する際の比率は、交換する時点の交換比率でかまいません、という仕組みにしているということなのだ。

このファンドが外国の株式を購入する場合は、「為替ヘッジ」はしません、という意味になり、外国株式を購入した場合は、円と外国通貨の交換比率(外国為替相場)が変動することによって、損得が発生しますよ、ということを表しているのだ。


さて、この2つ目の※印の下、■マークのところにも、なじみのない単語がたくさん出てくるが、投資信託の購入時にどうしても必要なこと、ではないので、一読しておくだけでいいだろう。

理解できなくても問題ない。

 

4つ目の■のところにある「分別管理」は前回説明したが、再度確認しておこう。これは、「運用会社信託銀行が倒産してもオカネは守られている」ということを表している。

 

今回はここまでとして、次回は、3ページに進んでいく。
 

 

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《著者紹介》
 土ノ江 健人
 長年、投信会社で、ファンド運用からファンド企画・管理、マーケティング等の投信業務に携わる。投信会社退職後は、それまで培った知識と経験、豊富な人脈を生かし、ファイナンシャル・プランナーとして今後、資産形成の中核となる投資信託のさらなる普及・拡大を目指して多方面で活躍中。

 

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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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