ESG投資 時代の要請、世界的潮流に乗る
海外と比べて出遅れていたESG投資を取り入れる動きが日本でも鮮明になり始めた。ESGとは、Environment(環境)、Social(社会)、Governance(企業統治)の頭文字を合わせたもので、例えば「E」は地球温暖化対策、「S」は女性従業員の活躍、「G」は取締役の構成などが挙げられる。ESG投資とは投資の際にこれらの観点への取り組みを考慮した投資を表しており、世界のESG投資額の統計を集計している国際団体のGSIA(世界持続可能投資連合)によると、世界のESG投資額は16年の22兆8900億ドルから30兆6830億ドルへ増加した。日本も同期間で4740億ドルから2兆1800億ドルへと急拡大したが、それでも全体の1割に満たない状況だった。
出遅れ日本も急拡大中
日本でESG投資への関心が高まったのは、15年に世界最大の機関投資家であるGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)がESG投資を提唱する責任投資原則(PRI)に署名したことがきっかけだった。これを受けて、運用資産全体に占めるESG投資の割合は3.4%から18.3%に伸びており、投資額の伸びと合わせて、日本でもESG投資が重視され始めたことがみてとれる。もっとも、欧州の48.8%や米国の25.7%に比べてまだ水準は低く、その分、拡大余地は大きいといえる。
GPIFでは、17年10月に投資原則を改め、株式にとどまらず、債券など全ての資産でESGの要素を考慮した投資を進めるとしている。主な取り組みとしては、株式を対象にした「ESG指数」の採用があり、国内型のESG指数としては「FTSEBlossomJapanIndex」と「MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数」「MSCI日本株女性活躍指数(WIN)」がある。関連銘柄物色としては、これらの指数に採用されている銘柄を中心に、地球温暖化に力を入れている銘柄、女性や障害者の活躍に力を入れている銘柄、公正な競争に力を入れている銘柄などに注目したい。
ESG関連ファンド
ESGに着目したファンドは多数存在するが、中でも長期投資に向いているであろう、ローコスファンドを紹介したい。保有している間かかり続ける信託報酬が低く設定されているファンドだ。
まずは、Smart-i 国内株式ESGインデックス(りそな)だ。このファンドは、MSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数に連動する成果を目指し、国内の株式で運用される。信託報酬は年率0.2365%(税込み)と低く設定されているのが特徴だ。りそな銀行、SBI証券、楽天証券で取り扱われている。
次にSmart-i 先進国株式ESGインデックス(りそな)こちらは、先程のSmart-i 国内株式ESGインデックスの先進国の株式に投資をするもので、MSCI-KOKUSAI ESGリーダーズ指数に連動する投資成果を目指す。こちらの信託報酬は国内ものよりは若干高めの年率0.286%(税込み)だ。こちらも取扱金融機関は先程と同様である。
そして、eMAXISジャパンESGセレクト・リーダーズインデックス(三菱UFJ国際)。これもMSCIジャパンESGセレクト・リーダーズ指数に連動する投資成果を目指すもので、この指数に組入れられている国内株式に投資をする。信託報酬は年率0.44%だ。9つの金融機関で取り扱われている。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | Smart-i 国内株式ESGインデックス | りそなAM |
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2 | eMAXISジャパンESGセレクト・リーダーズインデックス | 三菱UFJAM |
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3 | Smart-i 先進国株式ESGインデックス | りそなAM |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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ファンド名 | 基準価額 | 前日比 |
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eMAXIS S&P500インデックス | 22,943円 | 157円 |
eMAXIS先進国債券インデックス | 16,746円 | 176円 |
ニッセイ・インデックスバランスF(6資産均等型)<購入・換金手数料なし> | 16,147円 | 138円 |
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