iシェアーズ オートメーション&ロボットETF(2522)とは
iシェアーズ オートメーション&ロボットETF(2522)は未来の技術を展開する企業に投資ができるよう設計されたETF(上場投資信託)です。このETFを通して、全世界の次世代技術革新に取り組む企業の中から選ばれた100社以上に企業に投資をすることができるだけでなく、現在の価格は1口6000円以下となっており、比較的少額から取引できるのもポイントです(2024年3月末時点)。
過去5年のパフォーマンスは人気の【オルカン】【S&P500】よりも高い
日本の個人投資家から絶大な人気を誇る2大指数、全世界の株に投資できるMSCI ACWI(オルカン)と、米国の優良企業500社で構成されるS&P500は、ご存じの方も多いかと思います。NISA成長投資枠で最も選ばれた投資対象の一つでもあるこれらの指数ですが、実は過去5年のパフォーマンスで見ると、iシェアーズ オートメーション& ロボットETF(2522)がアウトパフォームしているのが分かります。
過去5年のパフォーマンス
- 出所:ブラックロック、ブルームバーグ、2023年12月末時点。オートメーション&ロボット:「STOXX グローバルオートメーション アンド ロボティクス インデックス(TTM、円換算、ネットリターン)」、S&P500:「S&P500®(税引後配当込み、TTM、円建て)」、日経225:「日経平均トータルリターン・インデックス」、MSCIオール・カントリー:「MSCI ACWI Net Total Return Index」をブルームバーグにて円換算。
また、iシェアーズ オートメーション& ロボットETF(2522)を含むテーマ型と呼ばれる投資信託・ETFは、比較的コストが高くなりがちですが、こちらの銘柄は信託報酬も税込0.528%程度と、同様のテーマの銘柄と比較しても安く抑えられています。
ロボットだけじゃないの?投資対象となる未来の技術
「ロボット」という名前ですが、ロボティクス関連産業以外にも、投資対象となる企業は多岐にわたります。私たちにも馴染みがある3DプリンタやAI/クラウド、半導体といったものから、普段目にすることのないファクトリーオートメーションと呼ばれる、これまで人の手で担っていた工場での作業を機械によって自動化する技術など、40以上ものロボティクス&オートメーション分野において活躍する企業に投資することが可能です。
当ETFの投資対象とするテーマ3つ
実際にどんな銘柄に投資ができるの?
上位保有銘柄一覧は下表のとおりです。特に組入上位となっているエヌビディアは、最近ニュースなどで耳にすることも多いのではないでしょうか。同社は、半導体の技術からAI分野をリードする企業として世界で最も注目されている企業の一つです。2024年3月末時点ではこのエヌビディアを含む150社に投資しており、日本の企業ではレザーテック、アドバンテスト、キーエンスを始めとする25社以上が組み込まれています。
上位10銘柄
投資先は全世界
この商品のもう1つの特徴は、投資対象が全世界であることです。現在の投資先内訳はご覧の通り、日本が米国に次いで2位となっています。同様のテーマ型ファンドでは、投資先が1つの国(米国など)に限定されているものが多いなか、このETFであれば、世界の優れた技術を持つ企業に投資することが出来ると言えるでしょう。
国別構成比率
新NISA 成長投資枠対象銘柄
新NISAのまとめ
2024年から始まった新NISAでは、「つみたて投資枠」で最大120万円/年、「成長投資枠」で最大240万円/年の金額内での投資で得る利益が非課税となります。iシェアーズ オートメーション& ロボット ETF(2522)は「成長投資枠」の対象銘柄となっており、年間240万円までは非課税で投資することが可能です。新NISAについてさらに詳しく知りたい方はこちら
指数の設計方法
銘柄選定では、親指数の構成銘柄からESG、流動性、規模のスクリーニングを行った後、オートメーション&ロボティクス関連のセクター内からの売り上げが50%以上ある銘柄を選定します。
指数メソドロジー
まとめ
オートメーション&ロボットETFが投資する企業が開発する技術は、より便利で豊かな世界を実現するためのものである一方で、将来的に見込まれる世界的な人口減少の打開策としても成長が期待されています。今後、私たちの生活で必要不可欠となっていく未来の技術を創造する企業の成長を享受したい方にご注目いただきたいETFです。