新規設定額速報!「フィデリティ・世界割安成長株投信」

2020年3月23日設定の「フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター) 」の新規設定額速報です。
フィデリティ・世界割安成長株投信 Aコース(為替ヘッジあり)(テンバガー・ハンター)・・・46億96百万円
フィデリティ・世界割安成長株投信 Bコース(為替ヘッジなし)(テンバガー・ハンター)・・・92億58百万円
当初募集期間は、2020年3月9日から3月19日。
新型コロナ感染拡大の影響で、世界の株式市場が歴史的な下落となる最中であったにも関わらず、Aコース(為替ヘッジあり)とBコース(為替ヘッジなし)を合わせて、約140億円の当初設定となりました。
【運用方針】
1. マザーファンドへの投資を通じて、主として世界(日本を含みます)の金融商品取引所に上場(これに準ずるものを含みます)されている企業の株式に投資を行ない、投資信託財産の成長を図ることを目的として運用を行ないます。
2. 企業の長期的な成長力と株価の割安度に着目し、企業の本源的価値を見極める運用を目指します。
3. 個別銘柄選択にあたっては、世界の主要拠点のアナリストによる徹底的な企業分析や直接面談による調査を活かした「ボトム・アップ・アプローチ」により、魅力的な投資機会の発掘に注力します。
ボトムアップアプローチのグローバル株式ファンドですが、目論見書に記載されている運用方針を見るかぎりでは、他のアクティブ運用のファンドと当ファンドの違いがはっきりしません。
「フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター) 」のポイントを挙げるならば、すでに長期の運用成績(トラックレコード)があるファンドを基本に、新たに日本の投資家用に設定したという点でしょう。
昨年末設定の「ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード)」と同様です。
「フィデリティ・世界割安成長株投信(テンバガー・ハンター) 」の運用担当者が、同じ投資哲学、運用戦略に基づき運用している米国籍のファンド「「フィデリティ・ロープライス・ストック・ファンド」は、設定日(1989年12月27日)から2019年末までの30年間で約43倍(米ドルベース)になっています。
昨年末までの実績ですが、世界株式の指数を大幅に上回っています。
この数字は、昨年末時点ですので、その後、新型コロナ感染拡大の影響を受け、下落しているものと思われます。
市場環境の悪化で大幅に下落したことで、ファンド名称にもあるとおり、本来、長期の成長力を有する企業が、割安になっている時期であると捉えることも可能でしょう。
ファンドの愛称「テンバガー・ハンター」の「テンバガー」とは、元来は野球の1試合で10塁打をあげることを意味する言葉で、転じて「株価が10倍になると期待される銘柄」を指すとのことです。(フィデリティ投信HPより)
【関連記事】
❑「アメリカン・ロイヤルロード」の新規設定額は2019年最大に
配信元:NTTデータエービック
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | ティー・ロウ・プライス米国成長株式ファンド(アメリカン・ロイヤルロード) | Tロウプライス |
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2 | フィデリティ・世界割安成長株投信Aコース(為替ヘッジあり)(テンバガー・ハンター) | フィデリティ |
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3 | フィデリティ・世界割安成長株投信Bコース(為替ヘッジなし)(テンバガー・ハンター) | フィデリティ |
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このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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