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みんかぶプレミアムとは AI(人工知能)が特別なものではなく、日常生活に溶け込んだごく普通の存在となりつつあるいま、投資信託の世界で抜きん出た成功を収めているAIファンドが存在する。三井住友DSアセットマネジメントが運用する「グローバルAIファンド」だ。2016年9月の設定来の基準価額の上昇率は400%を超え、基準価額が過去最高を更新した2021年11月9日時点の純資産額は4474億円と、同社が現在運用中のファンドで最大だ。同シリーズの「グローバルAIファンド(予想分配金提示型)」の純資産2900億円超、「グローバルAIファンド(為替ヘッジあり予想分配金提示型)」の900億円超、「グローバルAIファンド(為替ヘッジあり)」の600億円超を合わせた純資産の総額は9000億円に迫り、近年、日本で最も成功を収めたアクティブファンドの一つとなっている。
グローバルAIファンドの設定は2016年9月。そして基準価額の過去最高額はつい先日の11月9日につけた4万1108円。運用開始から5年間の上昇率は400%を超えている。
同ファンドの基準価額は2020年2月21日に、この時点での過去最高額である1万9198円をつけている。ファンド設定来の上昇率は92.0%。直後に新型コロナウイルスの世界的パンデミックによる株価暴落「コロナショック」に巻き込まれ、同年3月17日に1万1860円まで急落。しかし、その後は世界的な株価上昇の流れに乗り先日の最高額まで2020年3月17日の安値からは346%、コロナショック前の高値からもさらに224%上昇したということになる。
飛躍的な上昇を遂げたのはコロナショック後だが、コロナショック前にも4年足らずで92%の上昇という出色の運用成果を残していたことが分かる。つまり、全世界でAI市場が拡大するなか、確かな運用によりAI企業への投資に成功していたところに新型コロナの脅威が世界を席巻。人々の移動が制限されるなかで一層のAI活用が求められることになり、同ファンドがそれまでに投資していた企業の成長がさらに加速し、同ファンドも合わせて高成長を遂げた形だ。
では、この成長の図式はまだ続くのか。
それを知るために、グローバルAIファンドが何に投資し、どこに向かっているかを見てみよう。
同ファンドのマンスリーレポートによると、2021年9月30日時点の組入銘柄数は79。組入比率1位は世界的な電気自動車シフトを先導するテスラ<TSLA>で6.0%。2位はTVストリーミング・プラットフォームを展開するロク<ROKU>の3.9%、3位は写真共有アプリなどを展開するスナップ<SNAP>の3.5%。以下10位まで、ズームインフォ・テクノロジーズ<ZI>、ゼネラル・エレクトリック<GE>、アマゾン・ドット・コム<AMZN>、シュルンベルジェ<SLB>、セールスフォース・ドット・コム<CRM>、マーベル・テクノロジー・グループ<MRVL>、トゥイリオ<TWLO>と続く。10位までの組入銘柄中、世界のAI競争をリードし、かつ時価総額においても世界最大級の地位を独占するGAFAMに属する企業は6位で3.1%組み入れのアマゾン1社のみ。くだけた言葉で表現するならば、エッジが効いたポートフォリオだと言えよう。
同ファンドの開示資料によると、組入比率1位のテスラ株を購入したのは2016年9月。その当時40ドル前後で推移していたテスラ株に、運用開始と同時に投資したということになる。テスラ株は2021年11月4日に1243.49ドルの最高値をつけている。同ファンドが10月以降もテスラ株を保有し続けているか現時点では不明だが、ここまでの投資と保持の判断には確かなものがあるとみていいだろう。
テンバガー(投資した株が10倍以上になること)を達成した組入銘柄はテスラだけではない。資料によると、同ファンドが最も好成績を収めたのはモバイル決済サービスを展開するスクエアA<SQ>の2279%、そしてトゥイリオも1000%を超える上昇を見せている。スクエアAは2021年8月末の時点では組入比率3位だったが、9月末には10位以内にその姿は見当たらない。全量を処分したかどうかは不明だが、かなりの投資益を上げたことは間違いない。
重要なのはこの好成績をこれからも収められるかどうかだが、同ファンドのこれまでの運用実績を見る限り、十分に期待できるとみていいだろう。組入比率11位以下には、これからの成長を牽引するであろう銘柄が多数、組み入れられているはずだ。
とはいえ、結局のところ組み入れられた多数のAI企業株が順調に成長していくかどうかは、マクロ経済やAI市場がどこまで広がっていくかにも左右される。AIが活躍する場が広がり続けているいまは多くのAI企業が過当競争に陥ることなく成長の追求を行える。しかし、AI市場の拡大に陰りが見え始めれば、コスト競争が始まり企業の淘汰も始まる。そうなればグローバルAIファンドの投資先企業の株価上昇にもブレーキが掛かりかねない。確かにグローバルAIファンドは素晴らしい運用を続けてきた。だが、投資先となる市場自体の成長が止まれば、同じような好成績を収めることは難しくなるだろう。グローバルAIファンドもまた、AI市場自体の行く末から無関係ではいられない。
運用会社の三井住友DSはどう見ているのか。
それを知るための場となるのが、11月30日に開催が予定されるウェブセミナー「AIに未来はあるのか!?」だ。同セミナーでは、グローバルAIファンドを保有中の投資家、あるいは購入を検討中の投資家に向けて、投資テーマとしてのAIの今後、社会に影響をもたらすAIがどういう状況にあり、どうなっていくのかなどを、個人投資家としての顔も持つフリーアナウンサーの青木源太氏の司会で、SHOWROOM株式会社社長の前田裕二氏をゲストに招き、アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパン運用部の滝沢圭氏などが語る予定だという。
設定から5年で基準価額4万円超えを果たしたグローバルAIファンドが、次の5年間も成功を収められるかどうかに興味がある者にとっては、必見のセミナーといえそうだ。
■AIに未来はあるのか!? ~パフォーマンス際立つ!グローバルAIファンド~
三井住友DSアセットマネジメント主催
【開催】YouTube Liveセミナー
【日時】11月30日(火)19:30~20:30
【参加費用】無料
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング (1年) |
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1 |
三井住友DS
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2 |
三井住友DS
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三井住友DS
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三井住友DS
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みんかぶプレミアムとはファンド名 | 基準価額 (前日比) |
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