プロから見たマーケット情報と今後の見通し【2024年12月版】

様々なファンドを運用するプロ(運用会社のファンドマネージャー)が考える、マーケット情報や各ファンドに関連する今後の見通しについてご紹介します。
本コンテンツは随時更新でお届けしており、各社独自の観点や時間軸でのコメントになっているため、様々な視点からマーケットの動きを考えることができます。
各コメントは、最大200文字の制限がありますので、もっと詳しく知りたい方は引用元をチェックしてみて下さい。
国内株式についてのマーケット情報と今後の見通し
コモンズ投信株式会社の見通し

代表取締役社長兼最高運用責任者 伊井哲朗
名古屋市出身、山一證券入社後、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当。
その後、メリルリンチ日本証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の設立に参画し約10年在籍。コモンズ投信創業と共に現職。2012年7月から最高運用責任者兼務。
BSテレビ東京「日経プラス9」レギュラーコメンテーターも務めるなどメディア出演多数。
コモンズ投信は、骨太な長期投資家として特色があり、親子で経済や金融の知識を学べるセミナーも積極的に展開している。
著書に『97.7%の人が儲けている「投資の成功法則」(日本実業出版社)』などがある。
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運用状況について
11月、当ファンドは+1.02%の上昇となりました。組入上位銘柄の騰落率では、メイコー+48.94%、サンリオ+18.08%が上位2銘柄、アドバンテスト▲9.93%、三越伊勢丹▲8.23%が下位2銘柄となりました。
組入銘柄の中では5%以上上昇した銘柄が15社ありました。
当月、ポートフォリオ組入銘柄数は変わらず59社、株式組入比率は96.5%(前月末比+0.1%)です。
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マーケットの動き
米国大統領選挙が注目されました。トランプ氏と共和党の勝利は、直後に株高となり、かつてのトランプラリーを思い出させたようでした。当月、米国の主要株価指数は、いずれも過去最高値を更新しましたが、新政権での人事や政策への警戒感が強まり、欧州や日本の株式市場は軟調に推移しました。一方、国内市場では、日米の長期金利上昇から金融株が好調な中、米国の関税強化策から自動車株を中心に外需関連が軟調となりました。 -
投資環境の見通し
当ファンドは、12月3日に設定来の高値を更新することができました。難しい環境下ですが、銘柄選択が効果を発揮しています。特に、アニメ、ゲームなど強いキャラクターを持っている企業の業績と株価が好調です。11月もサンリオ、KADOKAWA、任天堂、コナミG、東映アニメーションなどが運用成績に貢献してくれました。こうした有力なコンテンツを持つ企業は、グローバル展開含めて、今後も期待しています。
ファンド | 基準価額 (前日比) |
利回り (リターン) |
実質信託報酬 | 販売会社 | 最新分析 レポート |
---|---|---|---|---|---|
コモンズ投信
コモンズ30ファンド
|
49,425円
-94円
|
6.28%
|
1.078% | ||
コモンズ投信
ザ・2020ビジョン
|
29,009円
103円
|
16.21%
|
1.265% |
※本記事は、市場環境に関する情報の提供を目的として、作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではなく、いかなる内容も将来の市場環境等を保証するものではありません。
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
---|---|---|---|
1 | ザ・2020ビジョン | コモンズ |
★
★
★
|
2 | コモンズ30ファンド | コモンズ |
★
★
|
このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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