New Face紹介 2025年7月
7月の世界の株式市場は、米国の利下げへの期待が高まったことに加え、月初に発表された雇用統計が市場予想を上回る好結果となり、景気後退懸念が後退しました。これにより、投資家の心理が改善し、株価は堅調に推移しました。さらに、米国企業の第2四半期決算への期待も市場を支える要因となりました。一方で、日本市場は参議院選挙を控えて様子見ムードが広がり、株価は伸び悩みました。しかし、選挙後には日米通商交渉が合意に至ったことを受けて、安心感が広がり、株価は反発しました。
スペース
7月の新規設定ファンド(ETFを除く)では、設定本数こそ前月比で微減の31本でしたが、設定金額は、前月に見られた大型ファンドの設定がなかったことで、前月比で約7割減の552億円にとどまりました。
2025年7月 新規設定分類別比率

こうした状況のなか、個別ファンドで設定金額が100億円を超えたファンドは2本のみでした。首位となったのは、「あおぞら・新グローバル分散ファンド(限定追加型)2025-07(ぜんぞう2507)」です。根強い人気を誇る「ぜんぞう」シリーズの後継ファンドで、これまでに累計40本(償還済み含む)が設定されており、市場の先行き不透明感が高まる局面で安定的な資金流入が見られ、今回も157億円の資金を集めました。また、2024年1月以降は新NISAの成長投資枠に対応した「あおぞら・新グローバル・プレミアム・ファンド(当初漸増期間付、限定追加型)(ぜんぞうプラス)」も半年に1回のペースで設定されており、シリーズ全体の人気を高めています。
スペース
第2位は、アセットマネジメントOneが設定した「One/ウエリントン・コントラリアン・バリュー・ファンド」がランクイン。資本サイクルに基づき、相場の潮流に逆行する「コントラリアン」戦略を採用し、低迷期にあるテーマに着目した投資が評価され、127億円の資金を集めました。
設定日 |
ファンド名 |
運用会社 |
設定額 (百万円) |
NISA成長投資枠 |
NISAつみたて投資枠 |
7月1日 |
三井住友トラスト |
1 |
|||
7月2日 |
三菱UFJAM |
933 |
○ |
○ |
|
三菱UFJAM |
601 |
○ |
○ |
||
三菱UFJAM |
427 |
○ |
○ |
||
三菱UFJAM |
201 |
○ |
○ |
||
三菱UFJAM |
146 |
○ |
○ |
||
7月17日 |
三井住友DS |
9,436 |
|||
三井住友DS |
1,636 |
||||
7月18日 |
楽 天 |
83 |
○ |
||
楽 天 |
65 |
○ |
○ |
||
楽 天 |
15 |
○ |
○ |
||
楽 天 |
6 |
○ |
|||
楽 天 |
1 |
○ |
|||
7月22日 |
ニッセイ |
1 |
○ |
||
7月25日 |
楽 天 |
512 |
○ |
||
7月28日 |
AM-One |
||||
7月29日 |
大 和 |
1,192 |
○ |
||
農中全共連 |
10 |
○ |
○ |
||
農中全共連 |
10 |
○ |
○ |
||
農中全共連 |
10 |
○ |
○ |
||
農中全共連 |
10 |
○ |
○ |
||
農中全共連 |
10 |
○ |
○ |
||
7月30日 |
G S |
607 |
○ |
||
7月31日 |
あおぞら |
15,687 |
|||
あおぞら |
2,701 |
○ |
|||
AM-One |
12,687 |
○ |
|||
AM-One |
4,629 |
○ |
|||
ファイブスター |
1,330 |
○ |
|||
三井住友トラスト |
200 |
○ |
|||
三井住友トラスト |
1 |
○ |
|||
SBI |
168 |
○ |
※新NISA対象は2025年7月末時点
ペース
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配信元:NTTデータ・エービック
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このコラムの著者
NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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