日本の長期金利は上昇が加速し、欧米の長期金利は高止まりしている
図表1は主要国の10年国債利回りの推移ですが、足元で日本の長期金利の上昇が加速しているほか、欧米の長期金利も高止まりしている様子が分かります。このように主要国の長期金利は近年では高水準にあるため、今回は債券型ETFの魅力について考えてみました。
2022年頃にかけての欧米では、コロナ禍明け後のインフレ高騰やそれに伴う中央銀行の急速な利上げなどを背景に長期金利が急上昇していましたが、2023年に入ると、インフレのピークアウトなどもあり、年終盤には長期金利上昇が一服していました。
しかし、一服はしたものの、その後も足元にかけて長期金利は高止まりが続いており、ドイツの長期金利は2023年の水準をやや上回っています。一方、日本では円安の影響などもあって2023年以降もインフレ高止まりが続き、2024年の利上げ開始なども受けて、足元にかけて長期金利の上昇が加速しています。
主要国の10年国債利回りの推移[図表1]
- 期間:2020年3月31日~2026年5月22日、日次
- ・利回りはBloomberg Generic
- (出所)Bloombergのデータを基に野村アセットマネジメント作成
債券型ETFの近年のパフォーマンスは為替リスクの有無で二極化
図表2はNEXT
FUNDSシリーズの債券型ETFの近年のパフォーマンスの推移です。為替リスクを受け入れる「為替ヘッジ無」の3つのETFは良好なパフォーマンスでしたが、為替リスクを低減する「為替ヘッジ有」の4つや「国内債」のETFのパフォーマンスは総じて冴えませんでした。
図表1で見られるように2023年9月は、米独の10年国債利回りは近年では高い水準だったことで、「為替ヘッジ無」のETFは高利回りの恩恵を受けられました。一方、「為替ヘッジ有」のETFは為替ヘッジコストが利回り収入を相殺し、ヘッジ後利回りがマイナスになっていました(図表3参照)。「国内債」のETFに至ってはその後も利回りが上昇したので、同期間ではすべての外債ETFに劣後しました。
以上のように、ここまでは為替リスクの有無でパフォーマンスの明暗が分かれましたが、今後はどうなるのでしょうか?
NEXT FUNDSシリーズ・債券型ETFのパフォーマンスの推移[図表2]
- 期間:2023年9月29日~2026年5月22日、日次
- ・母集団は2023年9月29日からのデータがあるETF(フランス国債7-10年ヘッジ有は除く)
- ・ETF名称は略称
- ・パフォーマンスは基準価額を基に分配金再投資ベース
- (出所))弊社データベースを基に野村アセットマネジメント作成
為替リスクを回避するタイプのETFの魅力が大きく改善
図表3はNEXT
FUNDSシリーズの債券型ETF内の債券ポートフォリオ平均最終利回りとその変化です。パフォーマンスが良かった為替リスクを受け入れる「為替ヘッジ無」のETFは、利回りは高水準が続きますが、2023年9月29日と2026年4月30日との比較ではやや低下しました。
一方、為替リスクを低減する「為替ヘッジ有」ETFは、ヘッジ後利回りがマイナスからプラスへと大幅に改善し、「国内債」ETFも利回りが改善しています。日銀の利上げが進んだことで為替ヘッジコストが低下したほか、日本の長期金利上昇を受けて国内債の利回りも上昇し、2023年9月29日と比べて、足元では投資妙味がかなり高まってきたと考えられます。
今後、日銀の追加利上げが進めば為替ヘッジコストはさらに低下することが予想されるので、「為替ヘッジ有」ETFの投資妙味はさらに改善されることが期待されます。また、日本の長期金利上昇も「国内債」ETFの投資妙味をさらに引き上げると見ており、今後は、為替リスクを低減する債券型ETFの投資妙味が高まっていくものと予想します。
NEXT FUNDSシリーズ・債券型ETFの債券ポートフォリオ平均最終利回りとその変化[図表3]
- 時点:2023年9月29日、2026年4月30日
- ・ETF名称は略称
- ・母集団は2023年9月29日からのデータがあるETF(フランス国債7-10年ヘッジ有は除く)
- ・赤文字と赤枠は投資妙味を判断する上で注目した利回りとその変化
- (出所)弊社データベースを基に野村アセットマネジメント作成
【関連銘柄】
| 銘柄コード |
ファンド名 |
運用会社 |
| 2245 |
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野 村
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| 2510 |
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野 村
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| 2511 |
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野 村
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| 2512 |
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野 村
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| 2519 |
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野 村
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| 2554 |
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野 村
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| 2647 |
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野 村
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| 2648 |
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野 村
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