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アフターコロナに立ち上がる“小さな巨人”「楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド」

インタビュー
配信元:NTTデータエービック
投稿:
アフターコロナに立ち上がる“小さな巨人”「楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド」

今回、取材したのは、2020年6月12日に設定・運用を開始する「楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(スモールジャイアント) 」です。


新型コロナの影響もあり、投資信託の新規設定が歴史的な低水準に落ち込む中、新たに設定されるファンドだけに、なぜこの時期に?なぜマイクロキャップ銘柄?など興味は尽きません。
そこで、ファンド設定の背景や特徴について楽天投信投資顧問株式会社の第二運用部長 平川康彦様にお話をうかがいました。

 


-新型コロナの影響で、世界の株式市場は、変動幅が大きい状況が続いています。また、世界の経済成長は大きく落ち込むことが予想されています。そんな環境下、日本のマイクロキャップ銘柄を投資対象とするファンドを設定されるわけですが、
まず、最初に、「楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(スモールジャイアント)」の設定の経緯について教えて下さい。

 

楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(スモールジャイアント)」を企画したのは、今年の1月から2月にかけての時期です。

企画の背景には、情報の非効率性によって、中小型株、中でも、マイクロキャップ、我々、楽天投信では、時価総額500億円以下の銘柄をマイクロキャップと定義していますが、その中には、非常に割安な銘柄が多くあると認識していたことがあります。

つまり、実際の株価と、企業の実力とのバリューギャップを取りに行くファンドとして企画したのです。

 

その後、新型コロナの影響が拡大したことにより、投資環境が非常に不透明になったことから、募集・設定の時期を見直そうかとも考えました。

しかし、元々、安かったにも関わらず、新型コロナの影響で、いい企業も悪い企業も含めて、売られている状況というのは、中・長期で考えた場合、有望銘柄に投資する千歳一隅のチャンスになり得るとの判断のもと、当初の予定どおり募集・設定に至りました。


-そもそも、なぜマイクロキャップ銘柄は、株価が割安な水準に放置されやすいのでしょう?

 

要因はいくつか考えられます。

 

規模が小さいことによる株式の流動性の低さや、好不況による利益のブレが非常に大きくなるといったことも、株価のディスカウント要因ですが、最も大きな要因は、アナリストのカバレッジが少ないことにあります。


例えば、ソニーであれば、10人以上のアナリストがカバーしています。

一方で、時価総額500億円以下の企業に対する、1社あたりのアナリストの人数は、わずか0.38人。つまり平均すると1社一人のアナリストも見ていないのです。
そのため、Aという会社が良くなっているという変化があったとしても、それを伝える人がほとんどいなのです。

 

キラキラ輝くダイヤモンドの原石のような企業であるにも関わらず、情報が伝わらないために、割安に放置されている銘柄が多くあるのです。

 

 

 

-マイクロキャップ銘柄への投資は、キラキラ光る原石を如何に見つけ出すかがポイントとなりそうですね。運用プロセスは、やはりボトムアップアプローチとなるのでしょうか?

 

一般的な小型株ファンドの場合、ボトムアップによる銘柄選定つまり「木」をみる運用が多いと思いますが、当ファンドは、「森」と「木」を見ることで投資アイデアを創出しています。


どんなにキラキラしている原石だとしても、構造的に伸びるマーケット、または分野に身を置いていないと継続的に成長していくのは難しいと思います。
衰退していく産業に身を置いているとしましょう。そうすると、市況動向の影響をどうしても受けてしまい、どんなにマネジメントが優秀であったとしても利益を出し続ける、売り上げを伸ばし続けるというのは難しいでしょう。


我々は、まず国内外の中長期的な業界構造変化やトレンドの分析をして、市場拡大の恩恵を享受できる業界・サブセクターを選定します。さらに市場の成長率や参入障壁、競争力などを考察し、どの企業のポジショニングが優れているかを調査します。これが「森」を見る作業です。

魅力的な成長市場に属し、その中でもポジショニングが優位な企業を重点的に調査します。つまり「木」を深堀していくのです。

 

「森」を見て「木」も見ることで、キラキラ光る原石だと思ったけれど、実は石ころだったということのないようにしています。

 

 


-「木」を見る、つまり個別企業を見るうえで、重要視しているのは何ですか?

 

個別企業の調査では、経営者(マネジメント)の質を見るようにしています。

 

具体的には、「マネジメントが5%以上の株式を保有している」、「ROEが過去3年改善傾向である」などを重要視しています。

 

オーナーシップのマインドを持っている経営者と投資家は、ベクトルが同じ方向になります。自分でも株を持っているので、企業価値を高めるとか、継続的に企業を成長させるといったことについて、投資家と目線が合うのです。

 

ユニクロ(ファーストリテイリング) 、日本電産ソフトバンク、といった企業も、元々は、時価総額が小さなところから始まっており、オーナー社長が、企業価値を如何に高めるかということを長くやってきたのです。
そのような経営者が、今もマイクロキャップの中にいるはずだと思っています。

なので、経営者をしっかり見るということを当ファンドでも、大切にしています。

 


-アフターコロナで有望なマイクロキャップ銘柄とはどのような企業なのでしょう?

 

アフターコロナで、まず考えているのは、日本そしてグローバルでもこれまで起きてきた構造的変化が、さらに進展するだろうということです。

 

「非接触」というキーワードで説明しますと、従前は、効率化や利便性を目指していたものが、アフターコロナでは、人と人で触ったものをやり取りしないとか、フェイス・ツー・ファイスで何かをしないことで感染リスクを減らすとか、ニーズが形を変えて動いてきている。それが構造変化を加速させる要因になると思います。


具体例を申し上げますと、例えばオンラインの医療サービスです。
もともと、医療というのは、医師と接触しないとサービスを受けられないのがこれまででしたが、法律も見直されアフターコロナでは、オンラインで健康診断サービスが受けられるようになりつつあります。接触の医療サービスからネットを介しての非接触の医療サービスが受けられるようになる、これがアフターコロナで加速する分野の一つであると考えています。
銘柄例としては、オンラインの健康サービスを展開してしるメドピア(6095)があります。

 

また、アフターコロナで工場などでも、人の「密」が高まらないように、「自動化・省力化」のニーズが高まっています。従前は、人手不足の解消であるとか新興国で賃金が上昇することへの対応であったニーズが、アフターコロナでは、人がいなくてもモノが作れるだとか、サービスが提供できるようにするための「自動化・省力化」にニーズが変わってきています。


製造現場でのロボット化といのは、新しいテーマではないですが、当ファンドで注目しているのは、AIの認識技術を用いたクラウド型のOCRサービスを手掛けるAI inside(4488)です。
同社が提供しているサービスは、金融機関の窓口で導入が進んでいます。窓口業務の省力化・少人数化、お客様の待ち時間を減らすなどのニーズが高まっているのです。
製造現場での自動化・省力化から、サービス業での自動化・省力化が進んできており、その銘柄の一つとして注目していたのですが、株価上昇で時価総額が500億円以上になっています。


リアルからネットに代わるという観点では、電子書籍の市場も加速するのでないかと思っています。所有からシェアという考えが進んでおり、無料の漫画アプリを展開しているAmazia(4424)などに注目しています。

 

注)本文中の銘柄はアフターコロナの銘柄選びを理解いただくための例であり、当ファンドで買い付けることを保証するものではありません。

 


-最後に当ファンドの設定にあたり、投資家の皆様へのメッセージをお願いします。

 

マイクロキャップ銘柄の中には、アフターコロナに対応し得る、独自の技術、サービスを持つ企業が多く存在すると考えています。


しかし、コロナがあるなしに関わらず、本来、企業が持っている価値と、現在ついている時価総額とのバリューギャップ、そこが当ファンドのリターンの源泉です。加えてアフターコロナで、より成長する企業もあることから、バリューギャップがさらに広がっている状況にあります。
中長期で、それらのバリューギャップを如何にリターンとして具現化していくのかが、当ファンドの最大の特徴です。


投資家の皆様におかれましては、その点をご期待頂き、中長期の資産形成にお役立て頂きたいと思います。

 

 

 

楽天投信投資顧問の「楽天・日本株マイクロキャップ・ファンド(スモールジャイアント)」のファンド情報ページ

 


【インタビュアーより】
小型成長株の過去の運用成績をみたのが下のチャートです。

小型成長株ファンドは、限定的な上昇にとどまった株式市場全体を大きく上回るパフォーマンスを残しています。


1990年以降、日本経済は低成長時代となりましたが、その間、技術革新や新しい産業が生まれることにより私たちの日常生活は大きく変化してきました。

株式市場全体でみると、社会や経済構造の変化によって、残念ながら衰退していく産業に身を置く企業も多く含まれており、株価の上昇も限定的であったと思われます。

一方で、小型株の中には、社会の変化に対応する技術や新しいサービスを有する新しい企業が多く存在しているので、市場全体を大きく上回る上昇となったのではないでしょうか?


アフターコロナで、構造変化が加速することが予想され、小型成長株ファンドは魅力的な投資対象といえそうです。

 

 

 

配信元:NTTデータエービック

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このコラムの著者

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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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