New Face紹介 2026年3月
3月の世界株式市場は、中東情勢の緊迫化と原油価格の急騰を背景に大幅な下落となりました。
インフレ再燃とスタグフレーションへの警戒感から早期利下げ観測が後退し、主要国の長期金利が上昇したことで、これまで相場を牽引してきたハイテク株や成長株を中心に幅広い銘柄で売りが優勢となりました。資源高の恩恵を受けるエネルギー関連や地政学リスクを背景とした防衛関連など一部の銘柄が逆行高となったものの、総じて厳しい相場環境となりました。
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こうしたリスクオフの市場環境下においても、新規設定(ETF除く)は、年度末に向けた季節要因から堅調な推移となりました。設定本数は27本、設定額は約2,016億円と前月から大きく増加しています。具体的な動向としては、将来の成長を見据えたテーマ性の強いグローバル株式型ファンドに加え、不透明な相場環境を反映してか、分散投資を意識したファンドへの関心の高さが窺える結果となりました。
2026年3月 新規設定分類別比率

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個別ファンドで見ると、3月の設定額トップは「マテリアル・イノベーション戦略株式ファンド(素材革命)」となりました。同ファンドは、脱炭素やエネルギー転換といった中長期テーマに加え、産業構造の変化、素材分野における技術革新、各国の政策支援への期待を背景に設定されました。三井住友DSアセットマネジメントの既存ファンドである「EV革命」「電力革命」に次ぐ、「革命」シリーズの第3弾となります。SMBC日興証券が単独で販売し、「為替ヘッジあり」「為替ヘッジなし」の両タイプ合計で、今月の新規設定額の6割超にあたる1,285億円の資金を集めており、投資家のテーマ投資志向の強さが際立つ結果となりました。
第2位にランクインしたのは、アモーヴァ・アセットが設定した「Tracers MSCIオール・カントリー・ゴールドプラス」となりました。世界株式(MSCI ACWI)への投資を基本としながら、金(ゴールド)を組み合わせることで、株式単一では得られにくいリスク分散効果が期待できる点が評価され、201億円の設定となりました。先行き不透明感が残る市場環境の中で、リスク管理を意識した商品設計に対する投資家ニーズの高さもうかがえる結果となりました。
設定日 |
ファンド名 |
運用会社 |
設定額 (百万円) |
NISA成長枠投資 |
NISAつみたて投資枠 |
3月3日 |
HSBC |
8,190 |
|||
3月6日 |
アモーヴァ |
20,197 |
|||
3月12日 |
SBI |
1,557 |
○ |
||
3月13日 |
三井住友DS |
126,666 |
○ |
||
三井住友DS |
1,879 |
○ |
|||
3月17日 |
ニッセイ |
10,897 |
|||
楽 天 |
285 |
||||
3月23日 |
SOMPO |
3,406 |
|||
3月24日 |
レオス |
1 |
|||
3月25日 |
AM-One |
500 |
○ |
||
アムンディ |
0 |
||||
3月27日 |
JPモルガン |
3,093 |
○ |
||
JPモルガン |
941 |
○ |
|||
JPモルガン |
149 |
○ |
|||
JPモルガン |
90 |
○ |
|||
イーストスプリ |
193 |
○ |
|||
イーストスプリ |
77 |
||||
SOMPO |
138 |
○ |
|||
SOMPO |
117 |
||||
大 和 |
10 |
||||
3月30日 |
SBI岡三 |
10,822 |
|||
プロテクト水準毎年設定型・米国テクノロジー株式ファンド2026-03(限定追加型)(米国株式・おまもりプラスNEO2026-03 |
SOMPO |
464 |
|||
3月31日 |
アムンディ |
5,560 |
○ |
||
AM-One |
4,212 |
||||
ニッセイ |
3,764 |
||||
三井住友DS |
289 |
||||
三井住友トラスト |
200 |
○ |
※新NISA対象は2026年3月末時点、設定額100万円以下は0で表示
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配信元:NTTデータ・エービック
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このコラムの著者
NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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