インフルエンザ 前年は懸念空振りも今年は要注意

今年も季節性インフルエンザの流行シーズンが到来した。昨年(2020~21年シーズン)は、新型コロナウイルスとインフルエンザの同時流行が懸念されたものの、インフルエンザウイルスの検出報告はほとんどなく、幸いにも懸念は空振りに終わった。
新型コロナウイルス対策として浸透した手指の消毒やマスクの着用、3密の回避、更に国際的な人の移動の制限などの感染予防策がインフルエンザについても効果的であったとみられるほか、専門家からはインフルエンザウイルスと新型コロナウイルスとの間にウイルス干渉(あるウイルスが流行すると、他のウイルスが流行しづらくなる現象)が起こった可能性もあるとも指摘されている。
積極的なワクチン接種を推奨
ただ、今年(21~22年シーズン)については、注意が必要とされている。前述のように、国内では前シーズンにインフルエンザに罹患した人が極めて少数であり、社会全体の集団免疫が形成されていないとみられることや、前シーズンとは異なり行動規制の緩和により人流が活発化していること、一方の海外ではインドやバングラデシュでインフルエンザが流行していることなどが懸念材料とされている。日本感染症学会では 21~22 年シーズンにおいても、インフルエンザワクチンの積極的な接種を推奨しており、今後の発生状況には注意が必要だ。
また、既に解消されてはいるものの、秋には一部でインフルエンザワクチンの不足が話題に上ったこともあり、人々の関心が高い現れといえる。インフルエンザ関連の一部は新型コロナウイルス関連であることも注目材料の一つといえよう。
注目のヘルスケア関連ファンドとは
ヘルスケア関連ファンドの中で注目したいのは、フィデリティ世界医療機器関連株ファンド(為替ヘッジなし)(フィデリティ)だ。このファンドは、国内を含む世界の医療関連の機器、設備、技術等を提供する企業の株式に投資をする。今後も拡大が見込まれる医療市場全体(バイオ・医薬品、医療機器、ヘルスケアサービス)の中で、高い成長性と高い収益性をかね備えた医療機器関連企業の株式に投資する。取り扱いは、大和証券のみとなっている。
【関連記事】
❏インフルエンザの流行シーズン近づく おすすめの医療関連ファンドとは
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
---|---|---|---|
1 | フィデリティ世界医療機器関連株ファンド(為替ヘッジなし) | フィデリティ |
★
★
|
このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。
新着記事
最近見た銘柄
投資信託ランキング
5月の投資信託おすすめ銘柄5選
人気記事ランキング
関連サイト
投資・お金について学ぶ入門サイト