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つみたてNISA 悩んだら、どのファンドを選ぶ?(上) 長期の資産形成を目指す人

コラム
配信元:三菱アセット・ブレインズ
投稿:2018/02/14 16:50
つみたてNISA 悩んだら、どのファンドを選ぶ?(上) 長期の資産形成を目指す人

●ファンド選びは利用開始の大きなハードル

つみたてNISAは長期の資産形成に向けて考え抜かれた枠組みです。確定拠出年金ほどの税制上のメリットはありませんが、成人であれば誰でも何歳になっても利用できる非課税制度です。また、実際に運用に用いる金融商品は投資信託(ETFを含む)に限定され、その投資信託も安心できるものばかりです。こんなに至れり尽くせりで用意された枠組みを利用しない手はありませんよね。

しかし、個人が新しい制度を利用するにはいくつかのハードルがあります。その代表格が申し込み手続きとファンド選びです。やる気を起こしてせっかく申し込みの書類請求を行っても、申し込み手続きの煩わしさとファンド選びで迷ってしまい、そこから先をやめてしまうことも多いようです。

費用が低く、安心して利用できる投資信託が揃っているとはいえ、日本株式に投資するものもあれば外国株式に投資するもの、また、株式と債券を組み合わせているファンドなど、たくさんの種類があります。運用会社も違えばファンドの名前も色々あり、最後の段階で悩んでしまいそうです。

ここでは、どの投資信託を選んだらよいのか全くイメージが湧かない人、金融機関の担当者に相談するには抵抗がある人のために、ファンド選びの1つの考え方をお示ししましょう。

 

●迷ったら外国株式に投資するインデックス型ファンド

まず、つみたてNISA向けの投資信託には、インデックス型で運用されるものが120ファンド、アクティブ型で運用されるものが15ファンドあります(2018年1月12日現在)。このどちらを選ぶのか?私はインデックス型のファンドをお勧めします。それは、費用が低いので長期で保有するにはもってこいだからです。特に、つみたてNISA向けのインデックス型ファンドは費用が低くなっています。もちろんアクティブ型ファンドにも良いファンドが揃っているのですが、ファンドを選ぶ知識や投資してみたい対象が定まっていなければ、自分に合ったファンドを選ぶのに迷ってしまいますよね。そうであればインデックス型でも問題ないでしょう。

 

次に、インデックス型のなかで、どういった対象に投資するファンドを選ぶのか?私であれば、外国株式全般に投資をするファンドをお勧めします。20年間の長期で資産形成を考えるのであれば、価格の変動は大きくても、長い目でみれば高い成長が見込める株式がよいとするのが資産形成の一般的な考え方だからです。

日本株式を投資対象とするファンドもたくさん用意されていますが、世界に目を向けた方が成長の機会が多いです。日本の潜在的な成長率は大きく見積もっても2%を上回らないと言われています。それに対して世界はより高い成長が期待されています。成長率が高いことは、株式が上昇する可能性も高いことになります。また、日本1国であれば少し前のデフレ期のように自国固有の影響を大きく受けますが、外国の幅広い国・地域に投資をすることは分散効果も働きます。

 

図表1は世界の国や地域の株式時価総額をベースとして、世界全体を100とした場合に各国や地域がどのような構成になっているのかを示したものです。日本の割合は小さいことがわかりますよね。また、将来的な成長が期待されている新興国も、いまのところそれほど大きな割合は占めていません。これらのなかから、広範囲を投資対象とするタイプのファンドを選べば、分散効果が図られることになります。

 

【図表1】 世界の株式における国・地域別の構成

 

●これらの条件にあう具体的なファンドはどれ?

これらを考慮して、幅広い国・地域に万遍なく投資するファドを選ぶとすれば、以下の18ファンドが対象になります。図表2は米国やEU諸国など海外の先進国に投資するファンド(図表1の青色部分)で、図表3はそれに加えて日本や新興国も広範に含んだファンドになります。

 

【図表2】 外国の先進国の株式に幅広く投資するファンドの一覧

指定指数の名称 ファンド名称 運用会社
MSCI World Index(MSCIコクサイ・インデックス) たわらノーロード先進国株式 アセットマネジメントOne
iFree 外国株式インデックス(為替ヘッジなし) 大和証券投資信託委託
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
野村インデックスファンド・外国株式(Funds-i外国株式) 野村アセットマネジメント
外国株式指数ファンド 三井住友アセットマネジメント
i-SMTグローバル株式インデックス(ノーロード) 三井住友トラスト・アセットマネジメント
SMTグローバル株式インデックス・オープン
eMAXIS Slim先進国株式インデックス 三菱UFJ国際投信
eMAXIS先進国株式インデックス
つみたて先進国株式
Smart-i 先進国株式インデックス りそなアセットマネジメント
FTSE Developed All Cap Index EXE-iつみたて先進国株式ファンド SBIアセットマネジメント

【図表3】 先進国・新興国の株式に幅広く投資するファンドの一覧

指定指数の名称 ファンド名称 運用会社
MSCI ACWI Index 全世界株式インデックス・ファンド ステート・ストリート・グローバル・アドバイザーズ
野村つみたて外国株投信 野村アセットマネジメント
三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド 三井住友アセットマネジメント
eMAXIS全世界株式インデックス 三菱UFJ国際投信
FTSE Global All Cap
Index
EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド SBIアセットマネジメント
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式)) 楽天投信投資顧問

取引する金融機関によって取り扱うファンドは異なりますが、上記ファンドのうち少なくともどれかは採用されているはずです。このように考えると、ファンド選びはそれほど難しいものではありませんよね。

なお、誤解のないように断っておきますが、本稿でお話しした内容は個々のファンドの品質の良し悪しを示しているものではありません。資産形成のスタイルとして一般的な分散投資の考え方をベースに個人的な見解も交えてお示ししたものです。

 

 

【著者】勝盛 政治

三菱アセット・ブレインズ シニアファンドアナリスト

三菱UFJ信託銀行にて運用業務に長らく従事。平成24年より三菱アセット・ブレインズにおいて投信の評価、販売支援、投資教育等に携わる。著書に『顧客をリスクから守る資産形成術』(きんざい)。

 

配信元:三菱アセット・ブレインズ

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