SBI証券や、楽天証券などのネット証券大手でも既にサービスを開始しておりますが、8月3日にフィデリティ証券と福岡銀行が相次いで投資信託の定期売却サービスを開始しました。
フィデリティ証券では、次のように述べています。「老後のための資産形成を経て次に考えるべきは、「老後資産の枯渇」を防ぐことかもしれません。 ただ資産を引き出すのではなく、「運用しながら引き出す」ことを実現する本サービスをご活用ください。」
サービス内容としては以下のような内容となっています。
項目 | 説明 |
対象ファンド |
保有されている全ファンド(ただし、ブル・ベア型ファンド、外国籍投資信託は除きます。) |
対象口座 |
特定口座、一般口座、NISA口座(ただし、ジュニアNISA口座、つみたてNISA口座を除く) |
売却の頻度 |
毎月、隔月(奇数月=1,3,5,7,9,11月) |
指定日(売却注文の受渡日) |
毎月1日~31日の指定の日 |
指定方法 |
金額指定:1万円以上1円単位 |
福岡銀行では、次のように述べています。「運用しながら計画的に一定金額を取り崩していくことで資産寿命の延伸を目指すものであり、人生100年時代において老後に豊かで安定的な生活をおくるために必要なご資金を確保するとともに、年金の補完等、毎月一定金額を受け取りたいというお客さまのニーズにお応えしていきます。」
また、定期売却サービスを開始するのは、地銀では初の取り組みになるとのことです。
こうした取り組みが広がる背景には、金融庁も金融行政方針において、平均寿命の延伸傾向が続く中、高齢者が、長期にわたって不安なくゆとりある生活を維持していくためには、それぞれの状況に適した資産の運用と取崩しを含めた資産の有効活用が計画的に行われる必要があると考えられる、と述べているように、今後の高齢化社会において、運用をしながら取り崩すサービスの必要性が高まっている背景があります。
なお、冒頭でご紹介したSBI証券は投資信託の定期売却サービスを2012年3月16日に開始しており、サービス内容はこちらとなります。楽天証券は2019年12月29日よりサービスを開始しており、サービス内容はこちらとなります。
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
ファンド名 | 基準価額 (前日比) |
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---|---|---|
1
位
|
eMAXIS Slim米国株式(S&P500) |
33,855円
-23円
|
2
位
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インベスコ世界厳選株式オープン<為替ヘッジなし>(毎月決算型)(世界のベスト) |
9,406円
-15円
|
3
位
|
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー) |
27,773円
-10円
|
4
位
|
iFreeNEXT FANG+インデックス |
72,644円
+271円
|
5
位
|
netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) |
40,681円
+121円
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