みんかぶ投信 使い方

記事東京海上・宇宙関連株式ファンド

  • 0.5x
  • 1x
  • 1.5x
  • 2x

2018/10/18 17:20

東京海上・宇宙関連株式ファンド

 

某大手アパレルブランドの社長の月旅行のニュースに驚いていると、投信でも「宇宙関連」ファンドが、9月12日(宇宙の日)に設定されたとの情報が入ってきました。いよいよ投信にも宇宙時代到来か?ということで、早速、『東京海上・宇宙関連株式ファンド』の取材に行ってきました。
今回、お話をお伺いしたのは、東京海上アセットマネジメント株式会社 投信営業グループリーダーの柳博之様とアリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパン株式会社 投資信託営業部マネージャーの井村真也様です。

 

―最初に「宇宙」をテーマに選んだ背景を教えてください。
いわゆるテーマ型と言われるファンドを検討するにあたり、我々としては、一過性ではない、長期でお客様に投資していただけること、人気化している既存のテーマ型ファンドをお持ちのお客様に合わせてお持ちいただいて分散投資効果があること、この2つをポイントにしてきました。そんな中で、宇宙関連のビジネスはまさに今転換期を迎えているということが分かりました。「宇宙」をテーマにしたファンドなら、分散投資効果という観点に加えて、タイミングとしても良いタイミングではないかということで、「東京海上・宇宙関連株式ファンド」の設定に至りました。

 

―宇宙ビジネスの転換期とは、具体的にどういうことでしょうか。
2005年に、米国においてそれまで政府主導で行われてきた国際宇宙ステーションに物資を送るサービス等を民間に任せようということになりました。これを出発点として、2010年に米国において「国家宇宙政策」というものが公表され、宇宙ビジネスにおける民営化の動きが進んでいきました。その後、米国だけでなく、世界各国も宇宙ビジネスに注力するようになり、日本においても、2017年に内閣府が「宇宙産業ビジョン2030」というものを公表し、宇宙利用産業などの新ビジネスの促進を掲げています。
現在の宇宙ビジネスは、1990年代半ばのIT(情報技術)産業の黎明期と同じ段階にあると考えています。当時は、GoogleやAmazonがこんなに注目されると考えている方は少なかったと思いますが、我々は宇宙ビジネスにおいても、こういった大幅に事業を拡大していく銘柄が生まれてくると考えており、そういった銘柄の発掘にも努めています。

 

 

※ 上記は過去の情報および将来の予想、作成時点における見解であり、将来の動向等を示唆・保証するものではありません。

出所:アリアンツGI作成資料より抜粋。

 


―宇宙ビジネスの魅力や将来性について、教えてください。

宇宙ビジネスの基本となる人工衛星について、小型化と低コスト化が進み、宇宙から大量のデータを送ることが可能になりました。併せて、人工衛星から送られてくる大量のデータをAIなどを利用して解析することが可能となり、今まで人間が気付くことのなかった「意味のあるデータ」が生まれています。こういったデータは様々な分野で活用されています。

分かりやすい利用例としては、車の自動運転が挙げられます。車の自動運転の実現にあたっては、数センチ単位で位置情報を把握できる測位データが必要ですが、宇宙ビジネスの拡大により、こういったことが可能になってきており、自動運転の実現化に向けた動きは着実に進んでいます。他にも、飛行機の機内でもWifiサービスが利用できる航空会社が増えていますが、これも人工衛星、すなわち宇宙ビジネスの革新により実現したものです。最近では、海面温度のデータから魚が繁殖しやすい地域を見つけたり、デパートの駐車場の映像から車の台数の変化を解析し、売り上げ予測に利用するなど、人工衛星から送られたデータをもとに、様々なビジネスが産まれてきています。宇宙ビジネスの市場規模は、今後も大幅に拡大することが見込まれており、その市場規模は2040年には、現在の5倍近くまで拡大するという見方もあります。

 

 

*1米ドル=111.01円(2018年7月末時点)で円換算

※2020年以降は、MorganStanleyによる予測値。

 2040年までの世界のインターネットの普及率が100%になるものとして算出した数値です。

出所:SIA、MorganStanleyResearch、ThomsonReuters、アリアンツGI、各種資料より東京海上アセットマネジメント作成

 

 

―「宇宙関連ビジネス」は、想像以上に様々な分野に広がっているんですね。「宇宙データが生活のインフラになる」といわれているのがよく分かりました。続いて、このファンドのポートフォリオの特性について教えてください。

ファンドのポートフォリオ構成としては、資本財・サービスセクターが資産の半分近くを占めています。最近、設定されているいわゆるテーマ型のファンドの場合、情報技術(IT)セクターに偏っているファンドが多いのですが、当ファンドは違う特性を持っているので、これらのファンドとの分散効果がご期待いただけると思います。また、宇宙ビジネスの場合、長期的な高い成長に加えて、長期契約に基づいていることが多く、キャッシュフローの安定化につながっていることも、長期保有にも向いたファンドということが出来ます。

 

―最後に、アリアンツ・グローバル・インベスターズ・ジャパンにて投資信託営業部マネージャーを務める井村様に運用方針や体制についてお伺いします。

*アリアンツ・グローバル・インベスターズU.S.LLC(以下、アリアンツGI)の日本におけるグループ会社


アリアンツGIでも、宇宙関連ビジネスの将来性に注目しており「宇宙」を次世代の投資テーマと捉えていました。当ファンドについては、航空宇宙や情報技術関連等の株式運用戦略において豊富な経験を持つ、アリアンツ「グローバル・スペースチーム」が運用しています。アリアンツGIは、ロケットの打ち上げや人工衛星からのデータ活用といった従来からの産業に関する銘柄だけではなく、小惑星での鉱物資源採掘を目指している企業、宇宙デブリを監視・除去するサービスを行っている企業など、まだ上場していないベンチャー企業についてもリサーチしています。今後、こういった企業が上場してくれば、投資対象に加えることを検討していく予定です。

 

 

【インタビュアーより】
ガーミンや三菱電機などの組入れ銘柄について興味深いお話をお伺いしたのですが、本文では触れられませんでした。組入れ状況等の詳しい内容は、東京海上アセットマネジメントHPに掲載されているファンドレポートをご覧ください。
資産運用においては、現行ポートフォリオの手堅さと、将来の宇宙ビジネス拡大による新たな成長企業の出現といった「夢」の部分。正しく「夢」と「現実」が一つになったファンドと言えそうです。
宇宙関連株式ファンドを積み立てして、将来の宇宙旅行の資金に・・・。「夢」は大きい方が良いですね。

 

『東京海上・宇宙関連株式ファンド』のファンド詳細情報はこちら。

出所:NTTデータエービック

今日の市況

> 一覧

ページTOPへ