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みんかぶプレミアムとはNISA制度導入から、非課税投資枠の期間満了まで、3か月を切りました。9月26日付の記事では、NISAをきっかけに投資を始めた投資家が、非課税期間満了に向けて「ロールオーバーすべきか否か?」を確認しました。結果は、「ロールオーバー云々のような制度の利用法から投資行動を決めるのではなく、今どの資産(ファンド)に投資するか?を考えるべき。」となりました。
今回は、投資判断にもう少し踏み込んで、以下の順で検討していきます。
① 5年前の投資判断と投資スタンス
② 5年間の投資経験
③ これからの投資判断と投資スタンス
① 5年前の投資判断と投資スタンス
5年前、「なぜそのファンドを購入したのか」を思い出してみましょう。金融機関の窓口で説明を受けた、書籍やインターネットで調べたなど、いずれにしても、最終的にはご自身が判断したはずです。初めてだったので、明確な判断基準が分からず勧められるがままに投資するファンドを決めた。・・・でも構いません。
次に投資スタンスです。具体的には、当初、想定した売却の時期や損益の水準などです。長期投資の予定で、まだ売却予定の時期が来ていない、損益の水準までは想定していなかった。・・・でも構いません。思い出してみて下さい。
② 5年間の投資経験
NISAがきっかけになって投資を始めたのが5年前。当時は投資初心者でしたが、それから5年間投資経験を積んだことになります。翌年の非課税投資枠での投資判断や運用状況のチェックをすることで、初心者を卒業して中・上級に昇級している方もいるでしょう。一方で、5年間ほったらかしで、運用状況のチェックはおろか金融市場の動向等もウォッチしてこなかったという方も多いのではないかと思います。既に中・上級クラスの方は、当コラムをここまで読んでいないでしょうから、ここから先は、後者の「ほったらかし派」を想定して進めていきます。
「ほったらかし派」は、①の5年前の投資判断と投資スタンスは、「明確な投資判断が分からず勧められるがままにファンドを購入し、損益の水準まで想定していなかった。」というパターンが多いのではないでしょうか。そんな「ほったらかし派」の方々も遅くはありませんので、保有ファンドの5年間の運用状況を確認してみましょう
当サイトのトップ画面右上の「投信を検索」にファンド名を入力してください。基本情報の画面で、基準価額の推移が確認できます。
基本情報の初期画面では、過去1年間のチャートが表示されていますが、チャートの右上の期間5年をクリックすると過去5年のチャートに切り替わります。購入時期を覚えている方は、表示する期間を調整することもできますので、ご自身のお金の変動を確認してみてください。如何でしょう?意外と投資金額が変動していた。あの時期に換金していればよかった。保有し続けて良かった。等々…様々な思いがあるでしょう。過去のことではありますが、振り返って投資について実感しておきましょう。そうすることで、今後の計画が立て易くなります。
③ これからの投資判断と投資スタンス
それでは、もう少し長い目で見た場合はどうでしょう。
各ファンドは運用期間がまちまちなので、ここでは代表的な資産の指数を用いました。2014年から10年遡り2004年から5年ずつ区切ってみたのが下のグラフです。
※ それぞれ2003年12月末、2008年12月末、2013年12月末を100にして指数化
国内株式:TOPIX(東証株価指数)(配当込み)
先進国株式:MSCIコクサイ インデックス(配当込み、ヘッジなし、円換算ベース)
国内債券:NOMURA-BPI総合インデックス
先進国債券:FTSE世界国際インデックス(除く日本、ヘッジなし、円換算ベース)
こうして並べてみると、2014年からは比較的平穏な5年間だった感じですね。その前は、もっと大きく変動しています。もしも投資開始が2004年だとすると、②で振り返った実感と同じでしょうか?おそらく大きく異なるのではないかと思います。
重要なことは、長期投資を前提とするなら、各資産の長期期待収益率(成長力)と価格特性(リスク)に注目して、投資判断をすることです。金融マーケットがどう動くかを予測するのは困難です。特にこのコラムが対象としている投資初心者ならなおさらです。しかし、長期的視野で各資産の変動を俯瞰してみると、それぞれの特性がおぼろげながらも見えてきます。その上で各資産の特性に自身の投資スタンス(特に投資期間)を照らし合わせてみましょう。選択肢は、現状の資産でも大丈夫そうならロールオーバー、大幅な変動に備える、または利益向上を図るならファンドの入れ替え、といった判断になるでしょう。
とは言うものの、まだ迷っている方には、投信の特長の活用をお勧めします。
【投信の特長の活用】
投信の特長の一つとして、小口からでも投資可能であることを挙げることができます。この特性を生かしたのが積立投資です。積立投資は、買い付けの時期を分散することにより、リスク低減効果があることが知られていますが、小口からでも投資可能であるという特長は、積立以外にも応用ができます。保有しているファンドの将来の値動きを予想しない(予想できない)なら、一度に売却するのではなく、保有口数の一部だけ売却すれば、時期の分散によるリスク低減効果が期待できます。売却資金は、価格変動要因の異なる資産に振り向けたり、当面、預貯金に戻して様子をみるなどします。
NISA制度導入から5年。一回目の課税投資期間の満了が近づくこの機会を、少しずつ自分にあった資産配分に近づけていく、はじめの一歩としては如何でしょう。
配信元:NTTデータエービック
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