半導体 情報量の膨大化で需給逼迫

企業のみならず政府機関も含めてデジタル化投資の波が押し寄せている。それをハード面から支えているのが半導体だ。2019年はいったん在庫調整局面を迎えたものの、20年、21年と市況は目を見張る改善をみせた。現在、半導体は世界的な需給逼迫局面にあり、最近では半導体の調達が間に合わず自動車業界が生産調整の動きを余儀なくされるなど世界的にも大きな話題となった。
ビッグデータの普及が進み人工知能(AI)が活躍し、IoT社会が進展するなか、新型コロナウイルスの感染拡大が新たに半導体の構造的需要を創出した面もある。それは世界中で企業のリモートワーク導入が加速したことに伴い、パソコンなどの情報関連機器特需に加え、情報量の膨大化でデータセンター増設の動きが加わったことだ。
軍需絡み米中摩擦の主戦場に
また、5Gの商用サービスが世界的に本格離陸局面を迎えるなか、基地局投資や5G対応スマートフォンの量産ニーズなども、半導体需要を強く喚起した。更に、半導体は軍事分野で高水準の需要があり、国家安全保障の観点から政治的にも重要な位置づけにある。米中摩擦の主戦場はソフト面ではAI・IoT・5G(ビヨンド5G)などの次世代技術分野であり、ハード面では半導体分野に集中しているといっても過言ではない。
東京株式市場でも株価を変貌させる銘柄が相次いでいる。その筆頭が半導体製造装置メーカーでマスクブランクス検査装置を独占供給するレーザーテック(6920)だ。グローバル・ニッチトップの象徴として株価は2年間で約 10 倍、今年の年初と比較しても直近高値まででほぼ倍化した。このほか、半導体製造装置の国内トップメーカー東京エレクトロン(8035)や半導体テスターで世界屈指のアドバンテスト(6857)などが代表的。半導体素材関連ではシリコンウエハー専業大手のSUMCO(3436)などが存在感を示している。
半導体に着目したファンドとは
半導体に着目したファンドとしては、野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)(野村)、フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(Jテック+)(フィデリティ)、USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド(三井住友DS)、USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド(為替ヘッジあり)(三井住友DS)の4ファンドある。この中でおすすめは、フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(Jテック+)(フィデリティ)だ。最もパフォーマンスがよく、レーティングが高いのは野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資)(野村)だが、取り扱いが、野村證券のみとなっている。
フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(Jテック+)(フィデリティ)は、ネット証券各社など16社で取り扱われている。
≫フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(Jテック+)の販売会社
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | 野村世界業種別投資シリーズ(世界半導体株投資) | 野 村 |
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2 | フィデリティ・テクノロジー厳選株式ファンド(Jテック+) | フィデリティ |
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3 | USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド | 三井住友DS |
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4 | USテクノロジー・イノベーターズ・ファンド(為替ヘッジあり) | 三井住友DS |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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