NFT デジタル資産の革命児登場

NFT(Non- Fungible Token)は非代替性トークンと訳される、偽造不可な鑑定書・所有証明書付きのデジタルデータのこと。今年3月に世界最大のオークション「クリスティーズ」で、デジタルアート作家ビープルによる作品が6934万ドル(約75億円)で落札されたほか、米ツイッターの創業者であるジャック・ドーシーCEO(最高経営責任者)の初ツイートが約291万ドル(約 3 億1000 万円)で落札されるなど、デジタルアートの高額落札に関する話題が相次いだが、ブロックチェーン技術を用いてこうしたデジタルアート・コンテンツに「唯一無二」の価値を与えているのがNFTである。
あらゆるデジタルデータに活用
NFTは透明性が高いうえ、改ざんやコピーが難しく、誰が買ったかなどの履歴も記録される。発行されたコンテンツはマーケットプレイスで自由に売買され、購入者は転売も可能となる。
NFTの取り引きは2017~18年ごろから徐々に広まり、現在では会員権や不動産の所有権証明、著作権やアートの分野の2次流通で広がり、有名なところでは米プロバスケットボールリーグ(NBA)のトレーディングカードのデジタル版ともいえる「NBAトップショット」などが知られている。それ以外にも画像、映像、音楽、ゲーム、テキストまで、あらゆる種類のデジタルコンテンツに活用できることから、今後活躍する場は一段と広がる可能性が高い。
日本ではマネックスグループ(8698)が3月、仮想通貨取引所を運営する子会社コインチェックが、ブロックチェーンゲームで利用可能なNFTを仮想通貨と簡単に交換できるマーケットプレイスの提供を開始すると発表。メルカリ(4385)もブロックチェーン事業を手掛ける子会社を設立し参入を表明した。NFTを売買する国内市場の整備も加速するとみられ、関連企業のビジネスチャンスは広がりそうだ。
ブロックチェーンに着目したファンドとは
ブロックチェーンに着目したファンドは、テーマレバレッジブロックチェーン2倍(大和)、インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)(インベスコ)、インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)(世カエル)(インベスコ)、SBI中国テクノロジー株ファンド(SBI)の4本ある。
この中でおすすめはインベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)(インベスコ)だ。レーティングは星5つと最高評価を得ている。取り扱い会社は15社だ。
≫インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル)の販売会社
このファンドはブロックチェーンを活用して新たなサービス・仕組みを作り出している、もしくは作り出すと期待される企業に投資をする。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(世カエル) | インベスコ |
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2 | インベスコ世界ブロックチェーン株式ファンド(予想分配金提示型)(世カエル) | インベスコ |
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3 | テーマレバレッジブロックチェーン2倍 | 大 和 |
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4 | SBI中国テクノロジー株ファンド | SBI |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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