ポートフォリオ効果を体感しよう！

みんかぶ投信の「お気に入り」と「ポートフォリオ分析」機能を使えば、複数の金融機関で購入、保有している投資信託を一元的に管理できることを、3月7日付けのコラム『保有している投信の状況を把握していますか？』で紹介しました。

「ポートフォリオ分析」は、保有している投資信託の管理だけでなく、色々な使い方があります。
その中の一つが、ポートフォリオ効果の確認です。

これから資産運用を始めようと考えている人や、最近運用を始めた人は、ポートフォリオという言葉はよく聞くけれど、どんな効果があるのか分からないという人も多いのではないでしょうか？

*ポートフォリオ効果とは

ポートフォリオの元々の意味は、「紙ばさみ」です。有価証券が「紙ばさみ」に挟んで保管されることが多かったことから転じて、保有する運用資産全体をポートフォリオと呼ぶようになりました。

運用は特定の資産に偏るとリスクが高くなるので、リスクを抑えるために分散投資が重要です。効率的な分散効果を得るためのポイントは、値動きが異なる資産を組み合わせることです。値動きが似ている資産を組み合わせても、ポートフォリオのリスク低減効果は限定的になってしまいます。資産間の値動きがどの程度異なっているのか、あるいは似ているのかを数値化したのが相関係数です。

ポートフォリオ効果が分からないのに、さらに相関係数と言われても・・・。そのとおりですね。

そこで「習うより慣れよ」です。

実際に、「ポートフォリオ分析」機能を使って、ポートフォリオを体感してみましょう。

体験をとおして、ポートフォリオ効果と各資産の相関が分かるようになるでしょう。

みんかぶ投信の「ポートフォリオ分析」では、予め「安定運用」、「バランス運用」、「積極運用」の3種類の目標ポートフォリオモデルを用意しています。

円グラフの横にある各資産の投資比率は変更可能なので、自分だけの目標ポートフォリオを作ることができます。

今回は、ポートフォリオ効果の体感用なので分かり易く変更します。

投資する資産は6種類、各資産への配分は、国内債券 20％ 、国内株式 20％ 、国際債券 20％ 、国際株式 20％、新興国株式 5％ 、国内REIT 5％としました。

ポートフォリオを構成するファンドは、各資産の代表的な指数に連動した投資成果を目指すインデックス型の投資信託を選んでみました。

3月7日付けのコラム『保有している投信の状況を把握していますか？』で説明した、お気に入り登録機能を使って投資信託を登録して下さい。

インデックス型の投資信託を選ぶには、「探す」機能の「運用手法から探す」が便利です。

投資対象の投資信託の登録ができたら、次は取得単価、保有金額、購入日の入力です。

各投資信託を直近で買い付けたとして入力してみます。投資比率は、カスタマイズした目標ポートフォリオと同じ比率にしました。

これでセット完了です。

このあとは、日々の基準価額の変動を反映した保有金額合計額と評価損益が計算されます。

保有状況の構成比を見れば、ポートフォリオに対する各投資信託（資産）の影響度が分かります。

登録したポートフォリオの状況を定期的に確認して、ポートフォリオ効果を体感してみましょう！