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プロから見たマーケット情報と今後の見通し【2023年12月版】

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プロから見たマーケット情報と今後の見通し【2023年12月版】

レポート

配信元:MINKABU FUND PRESS

著者:みんかぶ編集室

更新: 2023/12/12 13:39 (投稿: 2023/12/07 16:08 )

様々なファンドを運用するプロ（運用会社のファンドマネージャー）が考える、マーケット情報や各ファンドに関連する今後の見通しについてご紹介します。
本コンテンツは随時更新でお届けしており、各社独自の観点や時間軸でのコメントになっているため、様々な視点からマーケットの動きを考えることができます。

各コメントは、最大200文字の制限がありますので、もっと詳しく知りたい方は引用元をチェックしてみて下さい。

※引用元のMINKABU FUND PRESSでは、最新情報のみを表示しています。

国内株式についてのマーケット情報と今後の見通し

ファイブスター投信投資顧問株式会社の見通し

チーフ・ポートフォリオ・マネジャー　大木將充

日本興業銀行、マッキンゼーを経て、リーマンブラザーズ証券、ドイツ証券等の外資系証券で金融セクターのアナリスト業務に従事、「世界で一番リスクを取るアナリスト」と呼ばれる。
高杉良氏著の「虚像の政商」に登場するアナリストの実在モデル。
2010年ファンドマネジャーに転身。「MASAMITSU日本株戦略ファンド」の責任者。
2021年「日本株爆騰！‘ 80 年代バブルを超える大相場が来る」出版。

投資状況について更新：2023年12月12日

米国における来年の利下げと日本の金融緩和終焉の可能性を重視し「米国金利低下＋日本金利上昇＝グロース株の下げ止まり」を今後のメインシナリオに置きながらも、バリュー・グロースの別にかかわらず株価が割安と目される銘柄の中から主力銘柄を中心にポートフォリオを構築し、中小型株については選別投資を徹底しました。米国での金利低下を背景に世界的に株価が堅調に推移する中、TOPIX並みのパフォーマンスとなりました。
マーケットの動き

日経平均株価+8.5%、TOPIX+5.4%、グロース250指数+10.5%でした。
要因はFEDの追加利上げ観測の後退による米国金利の大幅低下に尽きます。それが中東情勢の緊迫化と中国経済への懸念等のネガティブ要因を吹き飛ばし、世界的に株価は堅調な推移となりました。
日本株については、ほぼ全てのネガティブ要因が海外発だったことから、米国株に対する悲観視の後退が株価上昇につながる形になりました。
投資環境の見通し

11月は弊社の強気の見方を反映する形で日本株は上昇しましたが、この程度の上昇はまだ序章であり、日本株への強気の見方は変わりありません。
年末から来年始にかけて、来期の企業業績の5-10%増益が株価に反映される形で弊社の年度末ターゲットである36,000円前後に接近する可能性が高いと考えています。

大木將充氏が運用するファンド	基準価額 (前日比)	利回り (リターン)	信託報酬	販売会社	最新分析レポート
ファイブスター投信投資顧問ＭＡＳＡＭＩＴＳＵ日本株戦略ファンド	18,218円 216円	11.42%	1.859%	16社	MINKABU FUND PRESSへ

コモンズ投信株式会社の見通し

代表取締役社長兼最高運用責任者　伊井哲朗

名古屋市出身、山一證券入社後、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当。
その後、メリルリンチ日本証券（現三菱UFJモルガン・スタンレー証券）の設立に参画し約１０年在籍。コモンズ投信創業と共に現職。2012年7月から最高運用責任者兼務。
BSテレビ東京「日経プラス9」レギュラーコメンテーターも務めるなどメディア出演多数。
コモンズ投信は、骨太な長期投資家として特色があり、親子で経済や金融の知識を学べるセミナーも積極的に展開している。

著書に『97.7％の人が儲けている「投資の成功法則」（日本実業出版社）』などがある。

運用状況について更新：2023年12月07日

11月、当ファンドは9.05％の上昇となりました。組入銘柄の中では10％以上上昇した銘柄が26社ありました。組入上位銘柄の騰落率では、メイコー+41.40％、デクセリアルズ+36.63％が上位2銘柄、KADOKAWA▲7.64％、サンリオ▲5.17％が下位2銘柄となりました。
当月のポートフォリオ組入銘柄数は1銘柄増加し59社となりました。株式組入比率は98.5％（前月末比+1.1％）としています。
マーケットの動き

11月の内外株式市場は、米国の金融引締め観測の後退から世界的な株高となりました。特に米国CPI（消費者物価指数）の低下が、米国10年国債利回りの大幅な低下（5％から4.2％へ）につながり株価を押し上げました。国内株式市場は、23年度7-9月期決算が堅調だったことが上昇要因となりました。ベネッセHDなどの大型MBO（マネジメント・バイアウト）が発表され、東芝も臨時株主総会で非上場化が承認されました。
投資環境の見通し

先月の当欄で、「米国の金融引き締めも既に終了した可能性も出てきており、当ファンドの反転時期も近いと考えています。」と書きましたが、11月はまさにそんな相場展開となりました。ここからは、成長期待の高い銘柄の株価の回復が速いと考えていますので、当ファンドにも好影響を与えると思います。引き続き、ご期待ください。

ファンド	基準価額 (前日比)	利回り (リターン)	信託報酬	販売会社	最新分析レポート
コモンズ投信コモンズ３０ファンド	44,631円 628円	18.91%	1.078%	44社	MINKABU FUND PRESSへ
コモンズ投信ザ・２０２０ビジョン	23,848円 298円	5.96%	1.265%	12社	MINKABU FUND PRESSへ

海外株式についてのマーケット情報と今後の見通し

ファイブスター投信投資顧問株式会社の見通し

シニア・ポートフォリオ・マネジャー　元木宏

フォード自動車株式会社の財務統括本部でアナリストとして勤務した後、1994年にアライアンス・キャピタル・アセット・マネジメント社にアナリストとして入社。
その後、執行役員・株式運用部長を歴任。2005年にAIGインベストメンツ社（2009年よりパインブリッジ・インベストメンツ社に商号変更）に常務執行役員・運用本部長として入社。
2018年にファイブスター投信投資顧問株式会社にシニア・ポートフォリオ・マネジャーとして入社。

投資状況について更新：2023年12月12日

今月の当ファンドの基準価額は、前月末比+8.92%の上昇率となりました。
11月は、前月に続いて、現金割合は必要最小限とし、高い株式投資割合を維持しました。また、第３四半期の決算分析に基づいて、積極的な売買を行いました。
マーケットの動き

11月のベトナム株は11月初めより2か月続いた下落から反転し上昇しました。これは米国金利低下と米国株高の影響を受けているものと思われます。
月間推移は、ベトナムVN指数は+6.4％、米国S&P500株価指数は+8.9％、米国10年債利回りは4.33％に低下、日経225株価指数は+8.5％、ドルは対円で2.3％下落して月末には148.20円となり、ベトナムドンは対ドルで1.3％上昇しました。
投資環境の見通し

11月の鉱工業生産指数の伸び率は前年同月比+5.8％と前月から加速し、輸出も同+6.7％と増加しました。消費も、小売売上高が同+10.1％と堅調を維持しています。
年末に向けベトナム経済は回復基調を示すものと期待しています。また、年末を目標に証券取引市場のシステムが更新され、株式売却の資金を使って同日の株式投資が可能となる予定で、ベトナム株式市場の更なる活性化が実現するのではないかと考えます。

元木宏氏が運用するファンド	基準価額 (前日比)	利回り (リターン)	信託報酬	販売会社	最新分析レポート
ファイブスター投信投資顧問ベトナム・ロータス・ファンド（ロータス）	19,099円 306円	25.09%	2.167%	12社	MINKABU FUND PRESSへ

※本記事は、市場環境に関する情報の提供を目的として、作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではなく、いかなる内容も将来の市場環境等を保証するものではありません。

配信元:MINKABU FUND PRESS

順位	ファンド名	運用会社	レーティング（1年）
1	ベトナム・ロータス・ファンド（ロータス）	ファイブスター	★ ★ ★ ★
2	コモンズ３０ファンド	コモンズ	★ ★ ★
3	ＭＡＳＡＭＩＴＳＵ日本株戦略ファンド	ファイブスター	★ ★ ★
4	ザ・２０２０ビジョン	コモンズ	★ ★

このコラムの著者

みんかぶ編集室（ミンカブヘンシュウシツ）

資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。

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