プロから見たマーケット情報と今後の見通し【2024年04月版】

様々なファンドを運用するプロ(運用会社のファンドマネージャー)が考える、マーケット情報や各ファンドに関連する今後の見通しについてご紹介します。
本コンテンツは随時更新でお届けしており、各社独自の観点や時間軸でのコメントになっているため、様々な視点からマーケットの動きを考えることができます。
各コメントは、最大200文字の制限がありますので、もっと詳しく知りたい方は引用元をチェックしてみて下さい。
国内株式についてのマーケット情報と今後の見通し
コモンズ投信株式会社の見通し

代表取締役社長兼最高運用責任者 伊井哲朗
名古屋市出身、山一證券入社後、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当。
その後、メリルリンチ日本証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の設立に参画し約10年在籍。コモンズ投信創業と共に現職。2012年7月から最高運用責任者兼務。
BSテレビ東京「日経プラス9」レギュラーコメンテーターも務めるなどメディア出演多数。
コモンズ投信は、骨太な長期投資家として特色があり、親子で経済や金融の知識を学べるセミナーも積極的に展開している。
著書に『97.7%の人が儲けている「投資の成功法則」(日本実業出版社)』などがある。
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運用状況について
3月、当ファンドは+2.24%の上昇となりました。組入銘柄の中では10%以上上昇した銘柄が13社ありパフォーマンスに貢献しました。組入上位銘柄の騰落率では、三越伊勢丹HD+18.00%、デクセリアルズ+10.97%が上位2銘柄、オリエンタルランド▲9.58%、松屋R&D▲8.15%が下位2銘柄となりました。
当月、組入銘柄数に変化はなく、株式組入比率は99.1%(前月末比+0.5%)としています。
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マーケットの動き
3月の内外株式市場は、米国S&P指数、ドイツDAX指数、インドSENSEX指数などが史上最高値を更新するなど世界的な株高となりました。注目されたFOMC(米連邦公開市場委員会)で、2024年の利下げについて0.25ポイントを3回という従来予想が据え置かれたことを株式市場は好感しました。一方、国内株式市場においても日経平均株価がはじめて4万円の大台を超えるなど好調さが維持されました。 -
投資環境の見通し
年初から大型株の好調さが注目されていますが、小型成長株も業績を伴う企業の株価は堅調です。当ファンドの組入銘柄の過半は3月に年初来高値を更新しています。米国の景気の強さから、米国の利下げは年後半にずれ込む可能性もありますが、利下げ気運の高まりとともに小型成長株の本格的な回復が始まると思います。しばらくはその準備期間、引き続き、丁寧な運用を続けて参ります。
ファンド | 基準価額 (前日比) |
利回り (リターン) |
信託報酬 | 販売会社 | 最新分析 レポート |
---|---|---|---|---|---|
コモンズ投信
コモンズ30ファンド
|
53,667円
-162円
|
35.69%
|
1.078% | ||
コモンズ投信
ザ・2020ビジョン
|
27,131円
-234円
|
23.60%
|
1.265% |
※本記事は、市場環境に関する情報の提供を目的として、作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではなく、いかなる内容も将来の市場環境等を保証するものではありません。
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
---|---|---|---|
1 | ザ・2020ビジョン | コモンズ |
★
★
★
|
2 | コモンズ30ファンド | コモンズ |
★
★
|
このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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