『純資産総額は3か月連続で最高額を更新し150兆円突破！』～2025年7月 投信資金流出入状況から～

2025年7月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、2,454億円増となりました。

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解約額が増加し、資金流入額は低水準が続く

2025年7月は、設定額3兆4,603億円、解約額3兆1,983億円、償還額166億円で2,454億円の資金流入となりました。

設定額は3兆円台を回復したものの、解約額も3兆円台となり、資金流入額は低水準が続いています。

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純資産総額は、3か月連続で過去最高額を更新

運用による資金増加額が5兆6,678億円と引き続き高水準となった結果、月末の純資産総額は、5兆6,522億円増加し152兆3,526億円となりました。純資産総額の過去最高額更新は、3か月連続です。

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純資産総額152兆円のうち最も多いのが国際株式型の88.5兆円で、全体の58.5%を占めます。続いて複合資産型の19.5兆円（12.9%）、国内株式型の18.4兆円（12.1%）となっています。

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純資産総額上位10ファンドは、全て国際株式型のファンドです。北米株式型が6ファンド、グローバル株式型が4ファンドでが、足元では、北米株式型の解約が増加傾向にあります。

純資産総額トップの「ｅＭＡＸＩＳ Ｓｌｉｍ米国株式（Ｓ＆Ｐ５００）」の7月解約額は、1,002億61百万円と6月の解約額659億53百万円から大幅増となっています。7月には基準価額が設定来の高値水準で推移したことから、利益確定の解約が増加したものと思われます。

また、「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Ｄコース毎月決算型（為替ヘッジなし）予想分配金提示型」と「アライアンス・バーンスタイン・米国成長株投信Ｂコース（為替ヘッジなし）」は、解約額が設定額を上回り資金流出となっています。

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純資産上位10ファンドの7月の月間解約額と設定額

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