MaaS 移動に革命をもたらす新概念
自動車業界は、「電動化」「自動化」「コネクテッド化(常時ネットにつながる車)」といった100年に一度といわれる大変革時代を迎えている。こうした技術の進展は次世代の交通サービスを生み出す可能性を秘めているが、そのなかで新たなキーワードとして浮上しているのが「MaaS(モビリティ・アズ・ア・サービス)」だ。
国土交通省によれば、MaaSとは出発地から目的地までの移動ニーズに対して最適な移動手段をシームレスに提供するなど、移動を単なる手段としてではなく、利用者にとっての一元的なサービスとして捉える概念。具体的には、鉄道やバス、タクシー、レンタカーなど従来の交通サービスと、カーシェアリング、自転車シェアリング、配車サービス、自動運転などの新しい交通サービスを統合し、ひとつのスマートフォンアプリでルート検索、予約、決済を行えるようにすることで、利便性の向上やリーズナブルな移動の実現につなげることをいう。
移動が効率化すれば、都市への人口集中に起因する交通渋滞や排ガスによる環境悪化の改善につながるほか、地方での交通手段を維持することなども可能。さらに、MaaSでは小売りや宿泊・観光、医療・福祉、物流などとの連携により、移動手段・サービスの高付加価値化と、より一層の需要拡大が期待できる。
官民連携で早期実現へ
こうしたなか、経済産業省と国土交通省は2019年春、MaaSの早期実現に向けた新プロジェクト「スマートモビリティチャレンジ」を立ち上げるなど、国策として取り組み始めた。推進協議会には、日産自動車(7201)やトヨタ自動車(7203)といった自動車メーカーのほか、JR東日本(9020)、小田急電鉄(9007)、ディー・エヌ・エー(2432)、三井物産(8031)、三菱地所(8802)、NTTドコモ(9437)などが参加する意向を示している。
MaaS関連のテーマファンド
ファンド名にMaaSと入ったファンドは日興アセットマネジメントのグローバル・モビリティ・サービス株式ファンド(1年決算型)(グローバルMaaS(1年決算型))がある。19社で取り扱われていて、広島銀行、秋田銀行、碧海信金が手数料2.16%(税込み)となっており、最も安い。
>>グローバル・モビリティ・サービス株式ファンド(1年決算型)(グローバルMaaS(1年決算型))の販売会社
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※各社の販売手数料については、一般社団法人投資信託協会「投信総合検索ライブラリー」にてミンカブ・ジ・インフォノイド社が調査
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | グローバル・モビリティ・サービス株式ファンド(1年決算型)(グローバルMaaS(1年決算型)) | 日 興 |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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