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投信会社への特徴ある運用のファンドインタビュー企画の第2弾です。今回は、大和住銀投信投資顧問株式会社が運用する『世界インパクト投資ファンド』について、同社の投信営業部長である増永正人様に話を伺いました。
―ファンド名称にもある「インパクト投資」について教えてください。
インパクト投資とは、社会貢献(社会的課題の解決)とともに投資リターンを追求する新しい投資の考え方です。2015年には「SDGs(持続可能な開発目標)」が国連で採択され、貧困や差別の解消といった社会的課題の解決の必要性が強まる一方、従来のような政府や慈善団体による取り組みだけでは、金銭面や技術面で解決が難しく、SDGsを実現するためには、毎年2.5兆米ドルの資金が不足するという推計もあります。そのため、SDGs達成のためには、民間投資を活用した資金供給、すなわちインパクト投資が重要な役割を果たすと考えられています。
―社会貢献(社会的課題の解決)という言葉からすると、あまりリターンを追求できないというイメージがありますが。
社会的な課題というのは、すなわち社会が求める需要水準であり、現在の供給水準とのギャップには、巨大な潜在需要(ニーズ)が存在します。この社会的課題を解決することにより、新しい市場を創出することができます。例えば「水」です。水を飲みたいけれど水がない。細々としか水が供給されていないとします。そこにきれいな水、清潔な水を供給出来れば、大きな利益になりますよね。
社会的課題を解決する本質は、イノベーションなんです。今までになかった革新的な技術やビジネスモデルを提供することによって課題を解決した企業は、新しい市場で独り勝ちできる可能性があります。つまり、インパクト投資はライバルのいないブルーオーシャンを切り拓くグロース企業に投資することでもあり、社会的課題の解決(社会的インパクト)と経済的利益の両方を獲得することは十分に可能であると我々は考えています。
―インパクト投資をもう少しイメージできるよう、具体的な投資銘柄についても教えてください。
ブラジル最大の教育サービスを提供しているクロトン・エデュカシオナルという企業に投資をしています。ブラジルは幼稚園から大学まで無償なのですが、教育内容のレベルは低いと言われています。一方、ブラジルは超がつくほどの学歴社会でもあり、一流企業に就職するためには難関大学へ進学する必要があるのですが、公的な教育サービスだけでは、難関大学への進学が難しく、富裕層との教育格差が非常に大きいと言われてきました。この課題に着目したクロトン・エデュカシオナルは、安価で質の高い教育サービスを提供しており、ブラジル国内ではすでに130万人近くに利用されています。同社のサービス拡大は、ブラジルの貧困の連鎖を断ち切ることに大きく貢献すると考えられており、今後も高い成長が見込まれています。
※期間は2011年1月から2020年12月。 ※クロトン・エデュカシオナル株価(米ドル換算、配当を再投資したものとして計算)、世界株式は2011年1月を100として指数化。期間は2011年1月~2018年3月 ※世界株式はMSCI ACWI Index(配当込、米ドルベース)、世界株式は参考のために記載したものであり当ファンドのベンチマークではありません。 ※2018年4月以降の1株当たり利益は、2018年4月現在のBloomberg予想。
※2018年3月現在の組入銘柄をご紹介するものであり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。また将来への運用成果等を約束するものではありません。
もう一つ、サファリコムというケニアの通信会社にも投資しています。ケニアは国土の多くをサバンナが占めていることもあり、ナイロビなどの都市部に向かい、出稼ぎをする人が多くいます。こういった人は銀行口座を持っていないため、出稼ぎで稼いだお金を家族に送金できないという問題がありました。この課題を解決するため、サファリコムは携帯電話のショートメールを利用したモバイル・バンキングサービスを提供しています。ケニアの成人の75%がこのサービスを利用しており、モバイルマネー取引総額の規模は、GDPの約半分2.8兆ケニアシリングまで拡大しており、まさにブルーオーシャンを切り拓いた一例かと思います。
※期間は2011年1月から2022年3月。 ※サファリコム株価(米ドル換算、配当を再投資したものとして計算)、世界株式は2011年1月を100として指数化。期間は2011年1月~2018年3月 ※世界株式はMSCI ACWI Index(配当込、米ドルベース)、世界株式は参考のために記載したものであり当ファンドのベンチマークではありません。 ※2018年4月以降の1株当たり利益は、2018年4月現在のBloomberg予想。
※2018年3月現在の組入銘柄をご紹介するものであり、個別企業の推奨を目的とするものではありません。また将来への運用成果等を約束するものではありません。
―こういった銘柄をどうやって発掘しているのですか?
銘柄選定は、世界65カ国以上で資産運用サービスを提供するウエリントンの調査チームが行います。ウエリントンでは600人以上の専門家を擁しており、ディスカッションの中で、投資アイデアを議論・共有しています。その中で社会的課題の解決につながるビジネスとして浮かび上がった企業をインパクト投資運用チームがさらに調査しています。インパクト事業への事業比率が半分を超えている企業をインパクト企業と位置づけていますので、結果としてアーリーステージの企業(中小型の成長企業)が多くなっています。その後、それぞれの銘柄に対するインパクト事業に関するKPIを設定し、それをウォッチし続け、期待した社会的貢献がなされていないようであれば、投資対象から除くようにしています。
そうですね。インパクト投資は、社会的課題の解決とともに投資リターンを追求する考え方であり、成長株投資であると言えます。
当ファンドは、インパクト投資をおこなっている企業を応援するファンドであり、個人の方がインパクト投資にこういった形で関わることができるファンド(公募投信)は、おそらく本邦初ではないかと思います。
配信元:NTTデータエービック
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング (1年) |
---|---|---|---|
1 |
三井住友DS
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★ ★ ★ | |
2 |
三井住友DS
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★ ★ ★ |
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