eスポーツ ゲーム大国ニッポンで高まる存在感
日本は自他ともに認めるゲーム大国で、ゲーム業界が成長分野のひとつであるコンテンツ産業を牽引している。こうしたなかで現在、その中心的な存在として期待されているのが「eスポーツ」だ。11 月 30 日にeスポーツ分野を本業とするウェルプレイド・ライゼスト(9565)が東証グロース市場に新規上場したこともあり、株式市場では関連銘柄への注目度が増している。
eスポーツとはエレクトロニック・スポーツの略で、電子機器を用いて行う娯楽、競技、スポーツ全般を指し、コンピューターゲームやビデオゲームを使った対戦をスポーツ競技として捉える際の名称とされる。eスポーツはパソコン向けゲームが主流の海外が先行したものの、家庭用ゲームやモバイルゲームが中心の日本でも 2010 年代後半から新たな市場として認知されてきた。18 年にeスポーツ団体を統合した「日本eスポーツ連合(JeSU)」が発足し、19 年には「いきいき茨城ゆめ国体」で国体初のeスポーツ大会が開催。21年にはNTTドコモ(東京都千代田区)のeスポーツリーグブランド「X-MOMENT」が始まるなど、規模の大きい大会が生まれている。
大手企業の取り組み続々
関連イベントが盛り上がりをみせるなか、市場拡大の流れを捉えるべく大手企業の取り組みが活発化している。ソニーグループ(6758)が今夏にゲーミング機器の新ブランド「INZONE」を立ち上げたほか、楽天グループ(4755)はeスポーツ大会「Rakuten esports cup」を初めて主催。10 月には住友ゴム工業(5110)がダンロップブランドでeスポーツに特化したアームサポーターを発売し、J.フロントリテイリング(3086)はeスポーツチームを保有するXENOZ(ゼノス、川崎市川崎区)を子会社化している。
eスポーツ関連ファンド
eスポーツ関連のファンドとしては、ゲーム&eスポーツ・オープン、iFreeActive ゲーム&eスポーツ、テーマレバレッジゲーム&eスポーツ2倍(いずれも大和)、ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンド―メダリスト―Aコース(為替ヘッジあり)、ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンド―メダリスト―Bコース(為替ヘッジなし)(いずれもニッセイ)がある。この中で長期でのパフォーマンスが最もいいのはゲーム&eスポーツ・オープン(大和)だ。
この銘柄は米国のエヌビディア(NVDA)、エレクトロニック アーツ(EA)、アドバンスト マイクロ デバイシズ(AMD)や日本株のカプコン(9697)に投資をしている。こうした「ゲームおよびeスポーツ」関連株式に投資をする。
取り扱い金融機関は宮崎銀行、みずほ信託銀行、おかやま信用金庫となっている。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | ゲーム&eスポーツ・オープン | 大 和 |
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2 | iFreeActive ゲーム&eスポーツ | 大 和 |
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3 | テーマレバレッジゲーム&eスポーツ2倍 | 大 和 |
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4 | ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンド―メダリスト―Aコース(為替ヘッジあり) | ニッセイ |
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5 | ニッセイ・ワールドスポーツ・ファンド―メダリスト―Bコース(為替ヘッジなし) | ニッセイ |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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