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みんかぶプレミアムとは投資戦略シリーズの第2弾として今回は『未来イノベーション成長株ファンド』を取り上げたいと思います。みんかぶ投信の中でこの未来イノベーション成長株ファンドはひふみプラスに続く第2位の人気銘柄となっています。
まずは簡単にこの銘柄の概要を見ていきましょう。まず特色として上げられるのが、”次の時代を作るイノベーションを捉えることを目指す”という部分です。P.F.ドラッカーは『マネジメント』の中で、イノベーションを「新しい満足を生み出すこと」と定義しています。イノベーションによってより良い製品、より多くの便利さ、より大きな欲求の満足がもたらされるのです。そしてこの銘柄では、多くのイノベーション創出が期待される分野として「情報通信」「環境」「ヘルスケア」「新素材」を投資テーマとして設けています。
次の特色として上げられるのが「日本株を中心に世界の株式に投資を行う」ことです。それと年1回の決算時に分配金額が決定されることです。ただし、これまでは分配金は支払われていません。信託財産の成長を優先し、原則、分配を抑制する方針となっています。
では、組入銘柄を確認しましょう。
かなり広範囲な業種に分散されていますが、この時点では化学、電子機器・部品、医療機器、医薬品といった業種が上位にきています。組入上位銘柄で化学に該当する銘柄は、資生堂、昭和電工、東京応化工業になります。資生堂は化粧品大手ですが、トイレタリーや医薬品など事業を多角化し、ブランド再構築や風土改革を進めています。昭和電工は石化・アルミの大手で、鉄スクラップを溶解し鋼を生産する電気製鋼炉の電極として使用される黒鉛電極でトップシェアを持っています。組入1位の東海カーボンも黒鉛電極を中核事業に据えています。
黒鉛電極は環境規制を背景にした旺盛な中国需要などを背景に、価格が跳ね上がり東海カーボンの2018年12月期連結営業利益は前期比が7倍に膨れ上がるなど、市場参加者の関心が高くなっています。ただ、野村證券はリポートで「2019年から世界の黒鉛電極の需要は悪化に転じる」と指摘するなど、慎重な見方が出ています。
2019年4月26日現在の月次レポートで最新の組入銘柄を確認してみましょう。
銘柄 | 業種 | テーマ | 比率 | |
1 | 朝日インテック | 医療機器 | ヘルスケア | 5.1% |
2 | ソフトバンクグループ | 通信 | 情報通信 | 3.7% |
3 | 信越化学工業 | 化学 | 新素材 | 3.2% |
4 | アンリツ | 電子機器・部品 | 情報通信 | 3.0% |
5 | 安川電機 | 重電機 | 情報通信 | 3.0% |
6 | エムスリー | 医療サービス | ヘルスケア | 2.9% |
7 | テルモ | 医療機器 | ヘルスケア | 2.9% |
8 | GMOペイメントゲートウェイ | 情報通信 | 情報通信 | 2.8% |
9 | 日本電産 | 電子機器・部品 | 情報通信 | 2.7% |
10 | ペプチドリーム | 医薬品 | ヘルスケア | 2.5% |
ヘルスケアと情報通信でほとんどが占められていることがわかります。並べて比較してみましょう。
No | 2018年6月 | 2019年4月 | ||
銘柄名 | 業種 | 銘柄名 | 業種 | |
1 | 東海カーボン | ガラス・土石 | 朝日インテック | 医療機器 |
2 | 朝日インテック | 医療機器 | ソフトバンクグループ | 通信 |
3 | エムスリー | 医療サービス | 信越化学工業 | 化学 |
4 | 日本電産 | 電子機器・部品 | アンリツ | 電子機器・部品 |
5 | ファーストリテイリング | アパレル販売 | 安川電機 | 重電機 |
6 | テルモ | 医療機器 | エムスリー | 医療サービス |
7 | D.A.コンソーシアムホールディングス | 広告 | テルモ | 医療機器 |
8 | 三菱商事 | 総合商社 | GMOペイメントゲートウェイ | 情報通信 |
9 | 資生堂 | 化学 | 日本電産 | 電子機器・部品 |
10 | ペプチドリーム | 医薬品 | ペプチドリーム | 医薬品 |
ヘルスケアや情報通信の比率が上がっているのではないかということが見て取れます。みんなの株式でも5G、サイバーセキュリティといった情報通信関連のテーマやバイオテクノロジーといったヘルスケア関連のテーマは人気のテーマとなっています。テーマ情報も合わせて確認いただくことをおすすめします。
投資信託の価額推移も見ておきましょう。
1年間のチャートを見るとTOPIXを下回っています。しかし、ここ最近6ヶ月のチャートを見るとTOPIXを上回る成績を上げています。銘柄の入れ替えが功を奏しているのかもしれません。
今後も未来イノベーション成長株ファンドがどのような銘柄を組み入れてくるのか、要チェックです。
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング (1年) |
---|---|---|---|
1 |
三菱UFJAM
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1
位
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eMAXIS Slim米国株式(S&P500) |
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27,524円
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|
4
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iFreeNEXT FANG+インデックス |
72,697円
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netWIN GSテクノロジー株式ファンドBコース(為替ヘッジなし) |
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