プロから見たマーケット情報と今後の見通し【2024年08月版】

様々なファンドを運用するプロ(運用会社のファンドマネージャー)が考える、マーケット情報や各ファンドに関連する今後の見通しについてご紹介します。
本コンテンツは随時更新でお届けしており、各社独自の観点や時間軸でのコメントになっているため、様々な視点からマーケットの動きを考えることができます。
各コメントは、最大200文字の制限がありますので、もっと詳しく知りたい方は引用元をチェックしてみて下さい。
国内株式についてのマーケット情報と今後の見通し
コモンズ投信株式会社の見通し

代表取締役社長兼最高運用責任者 伊井哲朗
名古屋市出身、山一證券入社後、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当。
その後、メリルリンチ日本証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の設立に参画し約10年在籍。コモンズ投信創業と共に現職。2012年7月から最高運用責任者兼務。
BSテレビ東京「日経プラス9」レギュラーコメンテーターも務めるなどメディア出演多数。
コモンズ投信は、骨太な長期投資家として特色があり、親子で経済や金融の知識を学べるセミナーも積極的に展開している。
著書に『97.7%の人が儲けている「投資の成功法則」(日本実業出版社)』などがある。
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運用状況について
7月、当ファンドは▲4.15%の下落となりました。組入上位銘柄の騰落率では、デクセリアルズ+8.72%、TDK+6.79%が上位2銘柄、レーザーテック▲25.66%、メイコー▲14.78%が下位2銘柄となりました。
組入銘柄の中では5%以上上昇した銘柄が10社ありパフォーマンスに貢献しました。
当月、ポートフォリオ組入銘柄数は1社増えて59社、株式組入比率は97.7%(前月末比▲1.7%)です。
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マーケットの動き
7月の内外株式市場は、米大統領選挙でトランプ氏の優勢が強まり、世界の株式市場でトランプラリーになり、日米では代表的な株価指数が史上最高値を更新しました。しかし、バイデン大統領が選挙戦撤退、ハリス氏が新候補に浮上しラリーも収束、月末にかけて米経済データも弱含み、9月利下げ見通しが強まりました。日本では、日銀が金融政策決定会合で利上げを決め、為替も円安の修正が起こり、日米とも株価は下げ足を早めました。 -
投資環境の見通し
7月末から8月上旬の株価の大きな下落局面で、国内株式市場ではグロース市場が特に大きな影響を受けました。当ファンドも、このタイミングでは影響を受けていますが、市場が落ち着けば米国の利下げを好感し、秋頃から小型株のグロース銘柄は復調すると考えています。合わせてファンドのパフォーマンスも堅調なものとなると考えています。引き続き、ご期待ください。
ファンド | 基準価額 (前日比) |
利回り (リターン) |
実質信託報酬 | 販売会社 | 最新分析 レポート |
---|---|---|---|---|---|
コモンズ投信
コモンズ30ファンド
|
45,643円
651円
|
10.27%
|
1.078% | ||
コモンズ投信
ザ・2020ビジョン
|
23,934円
559円
|
7.75%
|
1.265% |
※本記事は、市場環境に関する情報の提供を目的として、作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではなく、いかなる内容も将来の市場環境等を保証するものではありません。
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
---|---|---|---|
1 | ザ・2020ビジョン | コモンズ |
★
★
★
|
2 | コモンズ30ファンド | コモンズ |
★
★
|
このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。
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ファンド名 | 基準価額 | 前日比 |
---|---|---|
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