『運用による資産増がけん引し純資産総額は170兆円超え』～2025年11月 投信資金流出入状況から～

2025年11月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、1兆3,638億円増となりました。

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設定額は高水準を維持

2025年11月の設定額は、4兆0,838億円と前月に続いて4兆円超となりました。解約額は、前月より約1兆円減少し、２兆5,980億円。償還額は、1,220億円で1兆1,852億円の資金流入となっています。月間の設定額が4兆円億円を超えたのは、1月と10月に続いて3回目です。

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純資産総額は170兆円を突破

運用による資産増加額は、過去最高額となった前月よりも大幅に減少し、1兆3,545億円の増加にとどまりましたが、11月末の純資産総額は、前月末より2兆3,834億円増加し、171兆8,857億円となりました。

純資産総額は、1年前（2025年11月末）の136兆4,113億円から、35兆4,743億円増加しました。

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増加額の内訳

資金流入額　　   ・・・13兆6,868億円 　

運用による増加額・・・24兆8,448億円　

1年間の分配金額   ・・ ▲3兆0,573億円

純資産増加額　　・・・35兆4,743億円

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年間の純資産総額は、継続した資金流入よりも運用による増加額が大きな比重を占めています。

以前は、純資産総額上位のファンド外貨建て債券に投資するファンドやバランスファンドなどが純資産総額上位を占めていましたが、2020年以降は、米国株式型やグローバル株式型など国際株式型ファンドへの資金流入が顕著となり、2025年11月末では、純資産総額上位16位までが国際株式型のファンドとなっています。

投信全体の純資産総額は、資金流出入状況よりも、株式市場、特に米国株式市場の影響をより大きく受ける状況にあります。

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2025年末　純資産上位10ファンドの資金流入額と純資産増加額

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