『4か月連続の純資産総額最高額 ！但し更新額は減少』～2025年8月 投信資金流出入状況から～

2025年8月の投資信託の概況が投資信託協会から発表されました。
公募株式投信（ＥＴＦ除く）の設定額から解約額と償還額を差し引いた資金増減額は、7,012億円増となりました。

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解約額が減少し、資金流入額増加

2025年8月は、設定額3兆3,977億円、解約額2兆6,825億円、償還額141億円で7,012億円の資金流入となっています。前月、3兆円超となった解約額が2兆円台に減少したことから、資金流入額は回復しています。

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純資産総額の過去高更新は4カ月連続

8月末の純資産総額は、154兆3,026億円となり、最高額を4カ月連続で更新しました。運用による資金増加額は1兆5,665億円と、前月の増加額より約4兆円減少したこともあり、純資産増加額は、前月の半分以下の水準に留まっています。

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2025年8月末の純資産総額合計の154兆3,026億円の58％にあたる89兆4,607億円が国際株式型ファンドです。

2020年1月末の純資産総額合計は、66兆5,128億円だったので、5年7カ月で2.3倍になったことになります。それに対し、国際株式型の純資産額合計は、2020年1月末の18兆9,717億円であり、2025年8月末で4.7倍となっており、投信の純資産総額は、国際株式型を中心にして増加しているこが分かります。

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下の表は、2025年8月末現在の純資産総額上位10ファンドです。国際株式型ファンドの上位ではなく、日本株式型ファンドやバランス型ファンドを含む追加型公募株式ファンド（除くETF）全ファンドにおける上位10ファンドであり、結果として10ファンド全てが国際株式型ファンドとなっています。

各ファンドの2025年8月末と2020年1月の状況をみても、約5年間で如何に純資産増額が増加したかが分かります。

純資産総額上位10ファンド　　2020年1月末と2025年8月末の純資産総額（単位：百万円）

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