期待のルーキー2020 初値急騰銘柄が続出
IPO銘柄への注目度が高まっている。特に夏場以降は、買い人気殺到で上場2日目、3日目に初値をつける銘柄が少なくない。直近では9月に新規上場した9社中、初日に値をつけたのは4社のみで、残り5社は2日目以降に公開価格から3~4倍高に跳ね上がり初値をつけるような銘柄が目立った。
成長性評価で買い人気殺到
とりわけ、先月29 日に東証マザーズに新規上場したヘッドウォータース(4011)は人工知能(AI)関連の成長銘柄として注目を集め買い注文が殺到。上場3日目に公開価格(2400 円)から11.9 倍となる2万8560円で初値をつけた。これは、初値の上昇率としては過去最高となるものだった。8月IPO銘柄でも、同じくAI関連のニューラルポケット(4056)が、公開価格から5.7 倍で初値をつけた後も買い人気は続き、セカンダリー(流通)市場で公開価格から10 倍高に上昇するテンバガーに化けた。
足もとでは絶好調のIPO銘柄も、新型コロナウイルス感染拡大の影響で株式市場が急落した3~4月にかけては初値が公開価格を下回る銘柄が続出する波乱展開となった。また、4月は14 社が上場を中止しIPOを果たしたのは1社のみだった。しかし、今春の波乱相場は過去のものとなり、一転してIPOは最もホットな市場となっている。
IPOは時流に乗る成長銘柄が多く、値の軽い小型株が少なくないことが魅力だ。例年、年末にかけては多くの新規上場銘柄が登場する時期であり、IPO人気は継続しそうだ。また、直近IPO銘柄でも、3月に上場したビザスク(4490)や4月上場の松屋アールアンドディ(7317)、6 月上場のコマースOneホールディングス(4496)、7月上場のKIYOラーニング(7353)といった銘形は、セカンダリー市場で年初来高値圏に買われるなど、上昇基調をキープしている
注目の中小型株ファンドとは
国内の中小型株投資に着目したファンドとしては、87本存在する(2020年10月26日現在)が、その中で注目したいのは、DIAM新興市場日本株ファンド(AM-One)だ。レーティングは星5つと最高評価を得ている。
当ファンドの運用方針は、新興市場であるジャスダック、東証マザーズ等を中心に上場されている株式(上場予定を含みます)を主要投資対象とする。
22社と幅広い金融機関で取り扱われている。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | DIAM新興市場日本株ファンド | AM-One |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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