期待のルーキー2019 年末にかけIPOラッシュ本格化
例年12月はIPOラッシュが本格化する。今年も特に月後半にラッシュとなり、16日以降でも17社が新規に上場する。17社の内訳は東証2部が2社で、そのほかの15社がマザーズに上場予定となっている。
1年前を振り返れば、18年12月のIPOは19日に上場したソフトバンク(9434)の話題で一色だったように思えるが、個人投資家の人気を集めて公開価格から初値まで最も上昇したのは、ソフトバンクと同日にマザーズに上場した、人工知覚技術の研究開発を行うKudan(4425)だった。また、18日にマザーズに上場したテクノスデータサイエンス・エンジニアリング(7046)や、25日にマザーズに上場したシノプス(4428)も公開価格から初値までの上昇率が高かった。
「粒ぞろい」の新顔に期待感
今年は16日上場のJMDC(4483)、17日上場のフリー(4478)、18日上場のJTOWER(4485)(いずれもマザーズ)への市場の関心が高いといわれている。特にフリーは、6月に上場したSansan(4443)と並んでここ数年、IPOの有力候補だっただけに、ようやくの上場として注目される。また、クラウドソーシング大手の一角のランサーズ(4484)も知名度が高く、更に公開株数を削減したことから注目を集めている。
このほか、18日に上場予定でIT人材や知識のシェアリングサービスを展開するユナイトアンドグロウ(4486)、19日に上場予定で、ソニー(6758)子会社の不動産テック企業として知られるSREホールディングス(2980)、25日に上場予定でAI技術を用いた光学式文字読み取り装置(OCR)サービスを提供するAI inside(4488)、26日上場予定でスポーツ人材に特化した採用支援事業を展開するスポーツフィールド(7080)なども事業内容から注目されており、今年も年末のIPOは粒ぞろいだ。
IPOをテーマとするファンド
ファンド名に”IPO”を冠するファンドは5本あるが、その内1本が国内の銘柄に投資をするもの。三菱UFJ国際が運用する『IPOリサーチ・オープン(リターン・エース)』だ。当ファンドの運用方針は、「株式公開(IPO)から概ね5年以内の株式(上場予定を含みます)への投資を基本とし、投資銘柄の選定に当たっては、IPO後の企業の成長性や収益性に着目し、経営陣への取材や継続的な調査等を通じて、経営戦略の実現性や事業環境等を分析。さらに、株価水準や流動性等を考慮し、株価上昇が期待される銘柄に投資を行う」というもの。
七十七銀行、丸八証券、ちばぎん証券で取り扱われている。購入時の手数料はいずれでも同じだ。
その他、米国IPO関連として、米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジあり>(資産成長型)、米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(資産成長型)、米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジあり>(年2回決算型)、米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(年2回決算型)の4本のファンドがある。これらはいずれも三菱UFJ国際が運用している。
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❏「IPOリサーチ・オープン(リターン・エース)」などを新規にレーティング(1年)
配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジあり>(資産成長型) | 三菱UFJAM |
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2 | 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジあり>(年2回決算型) | 三菱UFJAM |
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3 | 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(資産成長型) | 三菱UFJAM |
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4 | 米国IPOニューステージ・ファンド<為替ヘッジなし>(年2回決算型) | 三菱UFJAM |
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5 | IPOリサーチ・オープン(リターン・エース) | 三菱UFJAM |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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