A I 産業イノベーションの原動力
人工知能(AI)はあらゆる産業でその存在感を高め、イノベーションの原動力となっている。自動運転車やドローンなどの次世代産業と切っても切り離せない関係にあるが、それ以外に、情報通信、医療、教育、金融、不動産、流通といった我々の生活と密接に関わってきた伝統的産業分野との融合により、新たな付加価値を生み出している。ビッグデータの普及に加え、IoTと相性の良い高速通信規格「5G」のサービスが軌道に乗り始めたことでAIの利用も一段と広がる方向にある。
米中を軸に開発競争が加速
そして、このAIを巡って世界的にも開発競争が活発化しており、とりわけ米国と中国との間で戦いが激しさを増している状況だ。米国ではIBMをはじめマイクロソフト、グーグル、インテル、エヌビディアなどAI分野に傾注する大資本企業が軒を連ねるが、中国では国家を挙げた成長戦略として同分野に資金を投下している。AIの進化の源となったディープラーニング分野において、その特許申請件数(年間)では中国が米国の実に7倍以上に達している状況にあり、米国も既に群を抜くAI大国としての座に揺らぎが生じている。米中摩擦激化の背景を探れば、それは単なる貿易収支の帳尻合わせではなく、AIを中軸とする最先端技術でどちらが優位に立ち世界で主導権を握るか、という覇権争いが本質に近い。
日本国内でもAI分野への取り組みは盛んで、トヨタ自動車(7203)やファナック(6954)などが出資するプリファード・ネットワークス(東京都千代田)など有力なスタートアップがAIをビジネスにどう利活用していくか日夜研究を進めている。株式市場でも多くの企業がAI分野に経営資源を投入、さまざまなサービスを創出して株価に反映させている。政府が推進の構えにあるスーパーシティ構想なども絡み、今後も折に触れ投資家の注目を浴びる銘柄が相次ぐことになろう。
注目のAIファンドとは
AI関連のファンドとして注目なのは、グローバルAIファンド、グローバルAIファンド(為替ヘッジあり)(三井住友DS)だ。世界の取引所に上場している株式から、AI(人工知能)の進化、応用により高い成長が期待される企業の株式に投資する。レーティングの星は5つと最高評価を得ている。
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レーティングの星5つを獲得しているAI関連ファンドは7本と、パフォーマンスがいい。
ファンド名 | 運用会社 |
グローバルAIファンド | 三井住友DS |
ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(AI革命(為替ヘッジなし)) | ニッセイ |
グローバルAIファンド(為替ヘッジあり) | 三井住友DS |
グローバルAIファンド(予想分配金提示型) | 三井住友DS |
グローバルAIファンド(為替ヘッジあり予想分配金提示型) | 三井住友DS |
未来変革日本株ファンド(挑戦者たち) | AM-One |
ニッセイAI関連株式ファンド(年2回決算型・為替ヘッジなし)(AI革命(年2・為替ヘッジなし)) | ニッセイ |
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | 未来変革日本株ファンド(挑戦者たち) | AM-One |
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2 | ニッセイAI関連株式ファンド(年2回決算型・為替ヘッジなし)(AI革命(年2・為替ヘッジなし)) | ニッセイ |
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3 | ニッセイAI関連株式ファンド(為替ヘッジなし)(AI革命(為替ヘッジなし)) | ニッセイ |
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4 | グローバルAIファンド | 三井住友DS |
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5 | グローバルAIファンド(為替ヘッジあり) | 三井住友DS |
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6 | グローバルAIファンド(予想分配金提示型) | 三井住友DS |
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7 | グローバルAIファンド(為替ヘッジあり予想分配金提示型) | 三井住友DS |
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
資産運用のトレンド情報や、初心者が楽しく学べるお金の基本コラムなど、資産形成をするすべての人に向けた記事を提供します。
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