「SBI・V・米国高配当株式」・「SBI・V・全米株式」などを新たにレーティング(1年)

2022年7月より、新たに14本(ETF,マネープールFを除く)のファンドのレーティング(1年)が開始されました。
>>レーティングについて
内訳は、
★★★★★ 1本
★★★★ 2本
★★★ 4本
★★ 6本
★ 1本
2022年7月から新たにレーティングが付与されたのは、2021年6月に新規設定された26ファンドのうち、14ファンドです。
今月から米国株式の株価指数に連動する投資成果を目指すインデックスファンドが3ファンドのレーティング(1年)が始まりました。
「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・V・米国高配当株式)」は★★★★★、「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式)」は★★★★、「PayPay投信NASDAQ100インデックス」は★★、からのスタートです。
同じく米国株式の株価指数を対象とするインデックスファンドですが、この差はどこにあるのでしょう。
まず、各ファンドの対象指数を確認します。
「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・V・米国高配当株式)」の対象指数は、米国株式市場における高配当利回りの銘柄(除く、REIT)で構成される時価総額加重平均型の株価指数である「FTSEハイディビデンド・イールド・インデックス(円換算ベース)」です。「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式)」の対象指数は、米国株式市場の大型株から小型株までを対象とし、投資可能銘柄のほぼ100%をカバーした時価総額加重平均型の株価指数である「CRSP USトータル・マーケット・インデックス(円換算ベース)」です。「PayPay投信NASDAQ100インデックス」の対象指数は、米国のナスダック市場に上場している時価総額の大きい100社(金融業を除きます。)の株式で構成される株価指数であるNASDAQ100指数(配当込み、円ベース)です。
次に過去1年の基準価額の推移の比較です。
過去1年間の各ファンドの基準価額の推移は、昨年末までは、ほぼ同じ動きとなっていますが、米国株式市場がグロース相場からバリュー相場に転換した年初からは「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・V・米国高配当株式)」と「PayPay投信NASDAQ100インデックス」の差が大きく開いています。ハイテク・グロース銘柄が多いNASDAQ100指数に対し、バリュー色の強い高配当利回りの銘柄で構成される指数が優位な展開になったことが分かります。
米国の株式指数に連動を目指すインデックスファンドといっても、その株式指数が持つ特性によって、ファンドの価格特性も異なることなります。
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下の関連銘柄のレーティング(1年)は、直近月末の情報であり、本文中にあるレーティング(1年)と異なる場合があります。
配信元:NTTデータエービック
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | グローバル・スペース株式ファンド(年2回決算型) | 日 興 |
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2 | SBI・V・全米株式インデックス・ファンド(SBI・V・全米株式) | SBI |
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3 | SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(SBI・V・米国高配当株式) | SBI |
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4 | 楽天・資産づくりファンド(じっくりコース) | 楽 天 |
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5 | 楽天・資産づくりファンド(なかなかコース) | 楽 天 |
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6 | 楽天・資産づくりファンド(しっかりコース) | 楽 天 |
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7 | 楽天・資産づくりファンド(がっちりコース) | 楽 天 |
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8 | グローバル5.5倍バランスファンド(予想分配金提示型)(ゴーゴー・バランス(予想分配金提示型)) | 日 興 |
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9 | 東京海上・再生可能エネルギー・インカム戦略ファンド(毎月決算型)(グリーンパワーシフト) | 東京海上 |
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10 | PIMCOグローバル・ターゲット戦略債券ファンド2021-06(限定追加型) | 三井住友DS |
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11 | PayPay投信NASDAQ100インデックス | ペイペイAM |
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12 | グリーン・テクノロジー株式ファンド(為替ヘッジなし)(グリーン革命) | 三菱UFJAM |
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13 | グリーン・テクノロジー株式ファンド(為替ヘッジあり)(グリーン革命) | 三菱UFJAM |
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14 | 東京海上・再生可能エネルギー・インカム戦略ファンド(年1回決算型)(グリーンパワーシフト) | 東京海上 |
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このコラムの著者

NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。
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