プロから見たマーケット情報と今後の見通し【2024年07月版】

様々なファンドを運用するプロ(運用会社のファンドマネージャー)が考える、マーケット情報や各ファンドに関連する今後の見通しについてご紹介します。
本コンテンツは随時更新でお届けしており、各社独自の観点や時間軸でのコメントになっているため、様々な視点からマーケットの動きを考えることができます。
各コメントは、最大200文字の制限がありますので、もっと詳しく知りたい方は引用元をチェックしてみて下さい。
国内株式についてのマーケット情報と今後の見通し
コモンズ投信株式会社の見通し

代表取締役社長兼最高運用責任者 伊井哲朗
名古屋市出身、山一證券入社後、主に営業企画部に在籍し営業戦略を担当。
その後、メリルリンチ日本証券(現三菱UFJモルガン・スタンレー証券)の設立に参画し約10年在籍。コモンズ投信創業と共に現職。2012年7月から最高運用責任者兼務。
BSテレビ東京「日経プラス9」レギュラーコメンテーターも務めるなどメディア出演多数。
コモンズ投信は、骨太な長期投資家として特色があり、親子で経済や金融の知識を学べるセミナーも積極的に展開している。
著書に『97.7%の人が儲けている「投資の成功法則」(日本実業出版社)』などがある。
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運用状況について
6月、当ファンドは+2.65%の上昇となりました。組入上位銘柄の騰落率では、TDK+25.65%、サンリオ+22.05%が上位2銘柄、レーザーテック▲10.87%、三越伊勢丹HD▲7.39%が下位2銘柄となりました。
組入銘柄の中では5%以上上昇した銘柄が22社ありパフォーマンスに貢献しました。
当月、ポートフォリオ組入銘柄数は1社減少し58社、株式組入比率は99.4%(前月末比+2.2%)です。
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マーケットの動き
6月の内外株式市場は、日米の金融政策が注目されました。米国FOMC(米国連邦公開市場委員会)では、年内の利下げ見通しが後退しましたが、経済指標の軟化を背景にS&P500、ナスダックは史上最高値を更新しました。一方で、日本銀行は国債の買い入れの減額を7月に決定すると発表し、株式市場は金融政策の正常化を意識して銀行、保険などの金融株が堅調でした。ただ為替市場は、金利上昇の影響を受けず円安が進みました。 -
投資環境の見通し
今年も半年が経過しました。この間、20%以上上昇した銘柄は、アシックス2.2倍、三越伊勢丹HD+96.87%、デクセリアルズ+80.63%他17社ありました。17社となりますとファンド全体の投資先の約3割になります。感覚的にも昨年秋をボトムに当ファンドの特色が発揮されるようになりつつあります。また、この間新たに組み入れた銘柄数は9社。年後半にかけてこれらの銘柄がファンドに貢献していくことでしょう。
ファンド | 基準価額 (前日比) |
利回り (リターン) |
実質信託報酬 | 販売会社 | 最新分析 レポート |
---|---|---|---|---|---|
コモンズ投信
コモンズ30ファンド
|
54,543円
633円
|
14.29%
|
1.078% | ||
コモンズ投信
ザ・2020ビジョン
|
28,885円
349円
|
12.89%
|
1.265% |
※本記事は、市場環境に関する情報の提供を目的として、作成したものであり、特定の有価証券等の勧誘を目的とするものではありません。信頼できると考えられる情報に基づいて作成しておりますが、情報の正確性、完全性を保証するものではなく、いかなる内容も将来の市場環境等を保証するものではありません。
関連銘柄
順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
---|---|---|---|
1 | ザ・2020ビジョン | コモンズ |
★
★
★
|
2 | コモンズ30ファンド | コモンズ |
★
★
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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