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みんかぶプレミアムとは私が投資信託の運用業界に入ったのは1980年代後半、昭和の終わり頃だった。
いわゆるバブルの始まる直前だ。入社早々、いきなり株式市場の暴落、米国のブラックマンデーを目の当たりにすることになった。
ニューヨーク株式市場のダウ平均株価が1日で20%以上も暴落したのだ。「これはヤバイ業界に入ってしまったぞ。」というのが、そのときの偽らざる気持ちだった。
しかし、当時1万円から購入できる投資信託という金融商品の将来性に大きな期待をしていたことも事実だった。
今でこそ100社近くある運用会社は、当時はまだ13社しかなく、社員も100人程度の規模だった。
また「投資信託委託」を冠する会社も多く、字数がやたら多い社名を書く際、ウンザリさせられることもあった。
何が言いたいかというと、私の大志とは裏腹に、投資信託の運用会社は世の中でほとんど知られていない存在だったということだ。
今ではもう知る人も少ない「中期国債ファンド」、その名前は知っていても、それが何のことなのか、ましてや投資信託そのものに興味を持つ人は、ほとんどいなかった。
そんな有様だから、自己紹介で転職先の新しい名刺を渡しても、「どういう会社ですか?」と聞かれることがしばしばだった。
それから30年以上経った令和の時代、運用会社の多くは、「投資信託委託」から「アセットマネジメント」という垢抜けた社名に変わっている。
そして、よく話題になる個人金融資産の額は、1987年当時、830兆円余り、そのうち現金・預金は381兆円、投資信託は33兆円。投資信託の比率は約4.0%だった。
それがどうだ。2018年の個人金融資産は1854兆円超に増えていて、現金・預金も投資信託も、それぞれ、979兆円、70兆円に増えていた。
しかし、しかしである。投資信託の比率は約3.8%。変わっていないどころか、減っているのだ。
なんということだ。この30年の間に、規制緩和が進み、金融の世界でもいろいろな制度改革・新制度導入が進められてきた。
ましてや長く続く低金利で、日本人のオカネの一部は預貯金から投資に、そしてその一部は投資信託に向かってもいいはずだった。
ところが、日本人にとって投資信託という金融商品は、いくら運用会社の名前がカタカナになり、商品の幅が広がっても、その立ち位置は30年前と何ら変わっていなかったのだ。
逆に現金・貯金の比率は45%から52%に増加している。金利はほぼゼロなのに、だ。
お金持ちではない庶民に最適な、投資信託を広めたいと思って入った投資信託の業界だったが、1mmもチカラにもなれなかったことに失望した。
そこで、業界を離れた今、新型コロナ暴落でお先真っ暗な今だからこそ、本音で投資信託を伝えていきたいと思うのである。
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配信元:NTTデータエービック
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