メタバース 先端技術が生み出す新たな世界観

新型コロナウイルスの感染拡大を機に日常は大きく変化し、さまざまな活動がオンライン上で行われるようになった。こうしたなか、仮想空間(バーチャル空間)がリアルの代替えとして脚光を浴びるようになり、5Gや3次元コンピューターグラフィックス(CG)といったテクノロジーの進化もあって、仮想空間を第2の生活空間にしようとする動きが活発化している。仮想空間の日常生活との融合は、社会や産業の在り方を根本から変えるポテンシャルを秘め、新たなITトレンドとして注目されているのが「メタバース」だ。
共有の仮想世界空間
メタバースとは、超越を意味するメタ(meta)と世界・宇宙を意味するユニバース(universe)から作られた造語。定義は定まっていないが、インターネット経由でアクセスできる共有の仮想世界空間を表す用語で、仮想現実(VR)や拡張現実(AR)技術を利用したデジタル空間を指すことが多い。メタバースでは、利用者がアバターと呼ばれる自分の分身を介して仮想空間に入り、その世界の探索や他の利用者とのコミュニケーションを図ることが可能。また、暗号資産(仮想通貨)を使ってデジタル資産などを購入できるほか、ユーザーが独自のゲームを作成し、他のユーザーがプレーできるなど、多種多様なコンテンツを楽しめる。ゲームの分野では既に親しまれた概念で、任天堂(7974)の大ヒット作「あつまれ どうぶつの森」はメタバースの一種といえる。
国内外のネット企業を中心にメタバース事業を強化する動きが相次いでおり、旧フェイスブックは社名をメタ・プラットフォームズに変更し、ソーシャルメディア企業からメタバース企業への移行を目指すと表明。国内ではグリー(3632)が今後2~3年で 100 億円規模の事業投資を行い、グローバルでのユーザー獲得を目指すとしている。
イノベーションに注目するファンドとは
数あるイノベーションに関連するファンドの中で注目したいのは、未来変革日本株ファンド(挑戦者たち)(AM-One)だ。このファンドは、イノベーションの創出やその支援を行うと考えられる国内株式に投資する。銘柄選定においては、各種産業において、既存産業とIoTやAIに代表されるテクノロジーとの融合で、飛躍的な成長が期待できる分野に着目するという方針を持っている。大手ネット証券各社など11社で取り扱われている。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
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順位 | ファンド名 | 運用会社 | レーティング(1年) |
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1 | 未来変革日本株ファンド(挑戦者たち) | AM-One |
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みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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