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比較チャート活用法② グローバル株式ファンド(テーマ型)編

レポート
配信元:NTTデータ エービック
投稿:
比較チャート活用法② グローバル株式ファンド(テーマ型)編

みんかぶ投信の比較チャート機能の活用法を紹介するレポートの2回目は、グローバル株式ファンド(テーマ型)の商品特性の確認法です。

 

今回は、「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」を例に比較チャート機能を使って、商品特性を確認します。

 

「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」の運用方針は、

1. 外国投資信託(円建)への投資を通じて、主として日本を含む世界各国の金融商品取引所等に上場(上場予定を含みます)している次世代通信関連企業の株式(預託証書(DR)を含みます)に投資し、投資信託財産の中長期的な成長を目指して運用を行います。

2. 主要投資対象ファンドにおける投資銘柄は、次世代通信関連企業の中から、ファンダメンタルズ分析を通じて、成長性や株価の割安度を検証したうえで選定します。

3. 主要投資対象ファンドの運用は、ニューバーガー・バーマングループの運用会社であるニューバーガー・バーマン・インベストメント・アドバイザーズ・エル・エル・シーが行います。

4. ポートフォリオは、地域分散等を考慮しながら構築します。

5. 組入外貨建資産については、原則として為替ヘッジを行いません。

 

ここで分かることは、「日本を含む世界の次世代通信関連企業に投資する」、「為替ヘッジはしない」ことの2点です。

 

「第5世代移動通信システム(5G)」は、その導入期にあります。まずは関連企業として、通信インフラ企業、通信サービス企業への投資が考えられますが、本格的な普及期になれば、新たなサービスを創造する企業も現れそうで期待が膨らみます。

但し、投資をするにあたっては、期待だけでなく、リスク特性(価格変動の特性)等も確認しておきたいところです。

 

過去の基準価額の推移を参考にできればいいのですが、ファンド設定日2017年12月15日からの運用期間は、約1年7カ月であり特性の確認には短すぎます。

そこで活用したいのが、みんかぶ投信の比較チャート機能です。

 

「比較チャート活用法 バランスファンド編」では、バランスファンドの特性確認に日経平均との比較チャートを活用しました。

今回のグローバル株式ファンド編では、類似ファンドの基準価額の推移(トラックレコード)を使います。

 

「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」の基本情報画面で紹介している類似ファンドの中から、参照するファンドを選びます。

 

① 「同一分類と比較する」をクリック

② 比較結果の設定日を確認

③ 最も運用期間の長い「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(GGO)」を選択

「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(GGO)」は、 日本を含む世界の株式を投資対象として、成長の可能性が高いと判断・選別された「産業セクター」の中から、グローバルな視点で調査・分析し、成長の高いと思われる銘柄に投資するアクティブ運用のファンドです。

 

早速、チャートで比較してみます。

 

「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(GGO)」の基本情報画面にある基準価額チャートで「比較するファンド」をクリックすると同一分類ファンドの一覧が表示されますので、「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」にチェックを入れると、比較チャートが表示されます。

最初に表示されるのは、過去1年間の比較チャートです。

昨年後半の底値からの反発局面では、「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」の上昇率が上回りましたが、その後の調整幅も大きくなっており、年間の騰落率は同水準となっています。

両ファンドの特性を比べると「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」が特定セクターへの集中度が高い分、値動きも大きくなる傾向があると言えそうです。

 

表示する期間を長くしてみましょう。(「設定来」をクリック)

 

ITバブルの崩壊による調整と反発・上昇局面、その後のリーマンショック時の大幅下落、2012年以降の上昇と2015年~16年のチャイナショックなどで、どの程度、基準価額が変動したかを見ることができます。

 

このように、世界経済は好不況を繰り返しながら成長していくことを前提にして、過去のデータに基いた投資判断ができるようになります。

 

さらに、チャート機能の裏ワザです。

表示期間を任意に設定して、チャイナショックの時にどの程度、基準価額が下落したのかを見てみましょう。

 

 

2015年5月末から2016年6月末までの約1年間で25.23%下落しています。

世界経済のリスクファクターである、米中貿易摩擦の問題がさらに深刻化した場合などの下落の目安になるのではないでしょうか。

 

「アライアンス・バーンスタイン・グローバル・グロース・オポチュニティーズ(GGO)」は、その時々で、成長が見込まれるテーマに基づいた銘柄に投資していくファンドなので、「次世代通信関連世界株式戦略ファンド(THE 5G)」に限らず、テーマ型ファンドの参照ファンド(ベンチマークファンド)に適していると思われます。

「お気に入り」に登録しておくと、あまり運用期間の長くないテーマ型のグローバル株式ファンドの商品特性の確認に便利です。

 

 

 

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比較チャート活用法 バランスファンド編

配信元:NTTデータ エービック

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このコラムの著者

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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)

投資信託の評価機関として蓄積した各種データをもとに、みんかぶ投信のニュースやレポート、コラムを執筆しています。また、投信会社を訪問し、話題の投資信託等のインタビュー記事など投資に役立つコンテンツを提供しています。

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