New Face紹介(2024年12月)

昨年12月の世界株式市場は、月初に米国の利下げ観測が高まり、大型ハイテク株が買い進まれたことを背景に、欧米の主要株価指数が最高値を更新しました。しかし、月中以降、米連邦公開市場委員会(FOMC)が2025年の利下げ回数予測を4回から2回に引き下げ、パウエル議長の発言で利下げペースの減速を示唆したことで、株価は下旬にかけて下落に転じました。
こうした中、12月の新規設定ファンド(ETF除く)は、設定本数は前月から5本増の25本、設定額は1,175億円と3か月ぶりに1000億円の大台に乗せています。
2024年12月 新規設定分類別比率
個別ファンドに目を向けると、12月の第1位は、729億円(概算)の資金を集めた「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」。2024年としては4月に設定された「フィデリティ・新興国中小型成長株投信」に次ぐ規模の大型設定となりました。
第2位にランクインした「アメリカ国家戦略関連株ファンド」と合わせ、米国株式型ファンドが12月の設定額全体の7割超を占める結果となりました。NISA導入以降も、個人投資家の視線は海外株式に向けられていますが、トランプ新政権発足への政策期待も更なる追い風となり、米国株式がしばらくの間、投資対象の中心となることも予想されます。
※新NISA対象は2024年12月末時点
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
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