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ピクテとはどのような運用会社なのか

コラム
ミンカブ・ジ・インフォノイド
投稿:2019/11/17 07:00
ピクテとはどのような運用会社なのか

ピクテという会社は一般にはあまり知られていない会社ですが、いわゆる富裕層の間では誰もが知っている金融機関です。ピクテの本拠はスイスのジュネーブにあります。ピクテはプロテスタントの一派である、カルヴァン派のピクテ家が創業した銀行です。カルヴァン派の特徴は「質素・倹約」を旨とする、誠実さ、勤勉さにあり、ピクテの運用哲学も、その考え方に大きく影響されているといいます。

ピクテはその設立に際して、王侯貴族が関わるなど、貴族社会との関係が深いことも特徴の一つで、経営陣にも欧州の名家出身者が多く、その気品ある活動は貴族が行う貴族のためのプライベートバンクと呼んでも過言ではないといいます。そのため、ピクテの顧客になることが一種のステータスとされ、結果、世界のプライベートバンクの中の最上位に位置づけられる会社なのです。

1805年に設立されたピクテは、過去2世紀以上に渡って多くの戦争、金融危機などから顧客の資産を保全してきた実績を有し、その実績に裏打ちされた資産管理運用の仕組みが支持され、成長を続けている世界でも稀有な会社なのです。

 

 

ピクテの運用哲学

ピクテの運用哲学は「長期的な資産の保全」です。決して欲張ることなく、徹底した分散投資を長期に渡って実践することがピクテの運用哲学なのです。ピクテが考える、資産運用にあたって本当に重要なこととは、資産を確実に増やしながら、数年から十数年に一度繰り返し起こる世界的な金融危機に見舞われても資産を保全する-すなわち、資産を極力減らさないことがポイントなのです。

資産を守ることに意識を集中させたピクテ式投資セオリーは、世界市場がグローバル化し、複雑に絡み合いお互いに影響し合う現代のような運用環境でより威力を発揮するのです。

 

 

ピクテが信頼される理由

ピクテが信頼を得ている最大の理由は、長期分散投資の哲学、無理はしない、無茶もしない、とにかく分散投資するという部分です。ピクテの主力投信のほとんどがグローバル分散投資型で、旗艦ファンドの「ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド」は世界の公益企業(電力・ガス・水道・電話・通信・運輸・廃棄物処理・石油供給などの企業)に分散投資しています。

リスクを完全に事前に予測することは不可能です。ただし、リスクに備える方法はあるのです。それが、ピクテが掲げる分散投資と長期投資なのです。ピクテが最も大切と考えるのは、「資産の保全」、つまり顧客の資産を増やすことよりも守ることを重視するからこそ、徹底して分散、長期で投資を考えるのです。

 

 

6つのアクションプラン

こうした投資哲学をもつピクテですが、日本のピクテでは6つのアクションプランを掲げています。

1. 日本で、日本の投資家のための資産運用能力を強化します
2. グループと連携して、卓越した商品を提供します
3. 適切な運用報酬の実現を目指します
4. 最高水準の情報と資料を提供します
5. 資産運用教育サービスを強化します
6. 長期投資に値する投資信託の運営を行ないます

 

 

資産の全体設計「お金のタマゴ」

ピクテ式投資セオリーは、資産を分散して見る時にリスクの観点から「預金を含めた全体設計」を考えるところから始まります。それをイメージにしたものが下記の「お金のタマゴ」です。この「お金のタマゴ」のポイントは、保有目的を明確にした上で、リスクレベルの違うファンドを組み合わせることにあります。

資産の全体設計「お金のタマゴ」イメージ図

出所:ピクテ投信投資顧問HP「資産の全体設計「お金のタマゴ」」より

 

 

各カテゴリーごとの代表的な商品は、下記です。

 

欲張らない投資

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ)ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド(クアトロ)

ピクテ・アセット・アロケーション・ファンド(毎月分配型)(ノアリザーブ)

 

 

ちょっと欲張った投資

ピクテ・ダイナミック・アロケーション・ファンド(アルテ)ピクテ・ダイナミック・アロケーション・ファンド(アルテ)

ピクテ・ゴールド(為替ヘッジあり)

 

 

育てる投資

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(毎月分配型)

ピクテ・グローバル・インカム株式ファンド(1年決算型)

 

 

スパイス投資

iTrustロボiTrustロボ

iTrustインド株式

 

 

 

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ピクテが考える長期投資の極意とは

メガトレンドが支えるピクテのテーマ株式運用戦略

 

参考:『改訂版 210余年の歴史が生んだ ピクテ式投資セオリー』萩野 琢英 (著)(幻冬舎)

 

出所:ミンカブ・ジ・インフォノイド


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