ピクテ式投資のセオリーとは
これまでピクテについては、「ピクテとはどのような運用会社なのか」「ピクテが考える長期投資の極意とは」の2回お伝えしてきましたが、今回はピクテが考える「投資セオリー」について、お伝えしたいと思います。
まず、ピクテの資産運用の基本は「資産保全」という点にあります。そのために、
①グローバル分散投資
②長期投資
がピクテの基本の運用スタイルです。
なぜグローバル投資なのか
では、なぜ“グローバル”に投資するのでしょうか。それは「1カ国よりも世界の経済に投資したほうが、経済成長によるリターンという果実を得るための確実性がある」、そして「短期的な市場予測は信頼できないが、世界の経済が長期的に成長を続ける可能性は高いと期待できるから」なのです。
OECD(経済協力開発機構)によると、世界経済の成長率は2019年は2.9%、2020年は3.0%になると予測しています。ちなみに日本は2019年0.5%、2020年0.6%、米国は2019年2.4%、2020年2.0%、ユーロ圏は2019年1.1%、2020年1.0%と予測されています。
このように国や地域を絞れば絞るほど、ここの事情による揺れが大きくなりますが、範囲を拡大すればその揺れは小さくなります。世界的には人口は増加しており、経済も伸びるところ、そうではないところがありますが、世界全体的には、安定的に成長を続けているのです。
なぜ分散投資なのか
分散投資をするのは、「さまざまな資産を組み合わせた方が、トータルの資産価格が安定する」というセオリーがあるからです。値動きの異なる資産によって互いにリスクを弱めたり、打ち消し合って総裁したりする効果があり、これを分散効果と呼びます。この分散効果を効かせるため、分散投資を行うのです。
なぜ長期投資なのか、長期とはどのぐらいの期間を指すのか
そして、長期投資をするのは、「短期的な売買で勝ち続けることは難しい」、「長期投資でないと成果をしっかりと得ることができない」というセオリーがあるからなのです。
長期とは少なくとも10年、もしくは20年以上の期間を考える必要があります。
世界最高水準の情報
では、ピクテはファンドを購入した後は「ほったらかしておいていい」と言っているのでしょうか。そうではありません。日本のピクテが「6つのアクションプラン」で宣言した中に、「最高水準の情報と資料を提供します」とあります。ピクテのホームページを覗いてみると、ほぼ毎日マーケット情報やファンドレポート、コラムなどが掲載されています。
ここには投資家にとって気になるタイムリーな話題が満載です。そして、その内容を適切かつコンパクトに伝えてくれています。
また、「資産運用教育サービスを強化します」との宣言どおり、ピクテでは投資セミナーにも力を入れています。このみんかぶ投信サイトの「お知らせ」をみると、定期的に主催者「ピクテ投信投資顧問株式会社」の情報が入っています。このコラムだけではお伝えできない、ピクテの投資セオリー、投資の極意が聴けること請け合いです。ぜひ一度足を運ばれてみてはいかがでしょうか。
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配信元:ミンカブ・ジ・インフォノイド
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このコラムの著者

みんかぶ編集室 (ミンカブヘンシュウシツ)
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