New Face紹介(2021年8月)

8月の世界の株式市場は、前月に引き続き、新型コロナウイルスのデルタ株の感染拡大や中国における統制強化、米連邦準備理事会(FRB)による年内の資産買入れの縮小(テーパリング)示唆など、相場の調整材料が重石となりましたが、米国の利上げペースが緩やかになるとの見方から、新興国を中心に株式相場は反発しました。
こうした中、8月の投信設定は、ラップやSMA向けの設定が多く、設定本数は前月の2.5倍の64本に上りましたが、自己設定のファンドが多く、設定額は10分の1の192億円(概算)に止まりました。
2021年8月 新規設定分類別比率
今月の投信設定の第1位は、エース証券、エイチ・エス証券取扱の、世界の株式の中から、主に水素関連ビジネスを行なう企業の株式に投資を行なう「グローバル水素株式ファンド(H2)」です。
大手証券、メガバンク以外の取扱ファンドが設定額1位となるのは、2021年5月以来となりました。
今月のラップ・SMA専用ファンドの設定本数38本は2016年9月以来の水準となり、若年層や富裕層向けの長期資産運用の一環として増加していくことも予想され、今後の設定動向が注目されます。
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配信元:NTTデータエービック
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NTTデータエービック (エヌティーティーデータエービック)
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