資産運用を始めるなら「今でしょ！」

人生１００年時代。でも将来もらえる年金は、きちんと受け取れるかどうかわからない。老後の資金に関する不安は多くの方が持っているでしょう。そのために「資産運用をしないと」と思っても、何をどうしていいのかわからない。

資産運用というと、「まとまった資金が必要なのでは？」「値下がりする可能性があるのでは？」「悩み事が増えそう」など、必要性は感じていても、いざ始めようとしても、なかなかその一歩を踏み出せない方が多いのではないでしょうか。

ここではそうした方々に、資産運用に対する心構えについて話しを進めて行きたいと思います。
まず、資産運用を始めるタイミングについてです。「これから景気が悪くなるかも」、「日本は少子高齢化社会だから、成長しないかも」など、先行きに対する漠然とした不安はあるでしょう。しかし、声を大にして言います。資産運用始めるなら、「今でしょ！」。資産運用をしてみようかな、そう思った瞬間が、運用を始めるチャンスなのです。ましてや、この「みんかぶ投信」を見にきていただき、この文書に目を止めたあなたなら、間違いなく、今すぐ運用を始めるべきです。

当サイトの投信講座『知っておきたい「72のルール」』で詳しく解説していますが、投資の複利効果によって、お金でお金が増える、それが資産運用なのです。そして、資産運用は、その期間が長ければ長いほど、リスクが小さくなると言われています。金融庁の「つみたてNISA」説明資料（※）によれば、国内外の株式・債券に分散投資をし、20年間保有し続けるとその投資収益率は2～8％(年率)になると報告しています。投資に絶対はないので、絶対損をしないとは言いませんが、そのリスクは極めて低くなると言えます。このため、思いついたときが始め時。悩んでいるよりも、一歩を早く踏み出す方がいいのです。

でもそうは言ってもまとまったお金はないし、これから先、景気が悪くなるかもしれないし。そんな方に是非おすすめしたいのが、積立投資です。一度に大きな金額を投資するよりも、毎月決まった日に少しずつ積立をしていくのです。積立をすることで、時間分散の効果が働き、先行きに対するリスクは軽減されます。

これから先、景気が良くなる、株式相場も上がっていくと考えているならば、反対に積立投資をせずに、投資金額を一括で買い付けた方がいいのですが、これから先のことはわからない、下がるかもしれない、と考えるのであれば、積立投資をした方がいいでしょう。

積立投資の場合、値上がり時には少なく買い付け、値下がり時には多く買い付けるという効果があり、これによって、値上がり、値下がりによる価格のブレを打ち消すことができるのです。一攫千金を狙ってやろうという投資には向きませんが、安定的に資産を増やしていきたいと言う方におすすめの投資手法なのです。

下記のこれまでのコラムも合わせてお読みいただくことで、より理解が深まりますので、ご一読ください。

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