New Face紹介（2022年10月）

10月の世界の株式市場では、堅調な米雇用統計に加え、9月の米消費者物価指数（CPI）が事前の予想を上回ったことを受け、米連邦準備理事会（FRB）の利上げに積極的な姿勢が浮き彫りとなり、中旬にかけて上値が重い展開が続きました。

その後、好調な米企業決算や、英首相交代に伴う混乱収束への期待などを材料に、先進国を中心に月末にかけて株価は上昇基調となりました。

しかし、10月の投信設定は、設定本数が前月の7割弱となる12本、設定額も95億円と100億円を割り込み、5カ月ぶりの低水準に止まりました。

2022年10月 新規設定額分類別比率

今月は第1位の「あおぞら・新グローバル分散ファンド（限定追加型）２０２２－１０（ぜんぞう２２１０）」が58億円、第3位にも「あおぞら・新グローバル・コア・ファンド（限定追加型）２０２２－Ⅱ（十年十色０６）」が7億円の資金を集めるなど、リスク抑制型ファンドの上位ランクインが目立ちます。

マーケットでは一部に、米国のインフレピークアウトも予想されていますが、引き続き、FRBの利上げに対する取り組みを伺いながらの神経質な展開が継続することが想定されます。今後も、リスク抑制型のファンドに資金が集まる展開が続きそうです。

【関連記事】

❑New Face紹介（2022年9月）

❑New Face紹介（2022年8月）

❑New Face紹介（2022年7月）