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レポート成長株とは?成長株ファンドの組入銘柄から銘柄探す

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2019/06/15 14:15

成長株とは?成長株ファンドの組入銘柄から銘柄探す

投資信託には「○○成長株ファンド」という名前のものが数多く存在しています。投資信託の名称に”成長株”とついているものだけで123本(2019年6月現在)あります。今回は”成長株”とはどの銘柄を指すのかについて、投資信託に組み入れられている銘柄から探ってみたいと思います。今回は日本株について見ていきたいと思いますので、ここでは日本株を組入銘柄としている投資信託を見ていきます。

 

123本中、日本株を中心に運用している投資信託は50本(2019年6月現在)あります。その中で純資産の大きいものトップ5は以下の銘柄となります。

 

No ファンド名 運用会社 純資産(百万円)
1 フィデリティ・日本成長株・ファンド フィデリティ 350,563
2 MHAM新興成長株オープン(J-フロンティア) AM-One 89,593
3 新成長株ファンド(グローイング・カバーズ) 明治安田 88,839
4 いちよし中小型成長株ファンド(あすなろ) いちよし 79,222
5 未来イノベーション成長株ファンド 三菱UFJ国際 64,562

 

これらの投資信託に組み入れられている株式は以下です。上記5本の投資信託の組入銘柄で上位15銘柄になります。フィデリティ・日本成長株・ファンドは純資産額が大きいため、そこに組み入れられている銘柄の概算組入額が大きくなっています。

 

No 銘柄名 業種 概算組入額(百万円) 時価総額(億円) F
1 ミスミグループ本社 商社・卸売 15,916 7,443
2 三浦工業 機械 13,263 4,178  
3 マキタ 機械 13,216 1兆598
4 キーエンス 電子機器・部品 12,024 7兆4,798
5 日本電産 電子機器・部品 10,206 4兆1,024  
6 朝日インテック 医療機器 8,152 7,128
7 リクルートホールディングス 人材サービス 8,062 5兆7,221
8 シマノ 輸送用機器 7,782 1兆5,484
9 コマツ 機械 7,737 2兆3,645  
10 ダイキン工業 機械 7,502 3兆9,629
11 島津製作所 精密機器 7,396 8,227
12 横河電機 電子機器・部品 7,081 5,676
13 ソフトバンクグループ 通信 6,555 10兆8,569
14 スズキ 自動車 5,522 2兆5,436  
15 SUMCO 金属製品 5,485 3,560  

※F欄はフィデリティ・日本成長株・ファンドが100%の割合になっている銘柄です。

 

フィデリティ・日本成長株・ファンドの組入銘柄を除外して見た場合、三浦工業日本電産コマツスズキSUMCOが多く組み入れられていることがわかります。ここで注目したいのが、時価総額です。三浦工業は4,178億円、SUMCOが3,560億円と他の銘柄と比較して時価総額が小さいにもかかわらず、組入銘柄の上位にきています。

 

三浦工業は、産業用小型ボイラー大手で、保守・サービス網が充実、国内で高シェアをもっており、ランドリーに注力している会社です。19年3月期の決算では、6期連続の最高益を記録。配当金も2円増配するなど、業績も好調です。一方、SUMCOは、シリコンウエハーという半導体素材の大手です。2019年1-6月期(上期)の業績予想は連結経常利益が前年同月比17.7%減になるとの見通しを発表するなど、厳しい状況となっています。

 

フィデリティ・日本成長株・ファンドが割合100%になっている銘柄でも注目したい銘柄があります。

 

1位のミスミグループと12位の横河電機です。ミスミグループは、金型用部品の専門商社・ミスミが中核企業です。カタログ販売、生産材のネット通販も行っています。直近2年間の業績推移を見た場合、売上高は2期連続の増収となっており、該当2期の平均増収率は28.15%と高い成長性を持っています。今期売上高も7%増を見込んでおり、過去最高を連続で更新の見込みです。横河電機は工業計器最大手で、制御機器に注力し海外積極展開しています。直近2年間の業績推移を見た場合、前期は横ばいとなっておりますが、営業利益は2期連続で増益傾向にあり、該当2期で平均9.44%の増益率となっています。今期も売上高は4%増、経常利益は9%の大幅増を見込んでいます。

 

このように、投資信託の組入銘柄を見ることで、運用のプロであるファンドマネージャーが個別の銘柄をどのように見ているのかがわかります。投資信託には運用手法に基づいて作られたもの、テーマに基づいて構成されたものなどがあります。それらの組入銘柄を確認することで、株式投資に役立てることもできます。また反対に、個々の個別株式に分散投資するには多額の資金が必要となりますが、投資信託であれば、少ない投資資金であっても銘柄分散が図れます。株式の個々の銘柄からそれが組み入れられている投資信託を見つけ、投資信託で運用することで銘柄の分散ができます。

 

なお、みんかぶ投信の組入銘柄は年1回更新となっていますので、各投資信託の組入銘柄の最新情報は、それぞれの投資信託の月次報告書などで確認するようにしてください。

 

 

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出所:ミンカブ・ジ・インフォノイド


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